95年のアニメ放送スタート以来、社会現象を巻き起こした『新世紀エヴァンゲリオン』。劇中の設定は“西暦2015年”から始まっていた。未来のことだと思っていた“そのとき”が実際にやって来るかもしれない今年。

人気キャラクター『惣流・アスカ・ラングレー』に扮し、『エヴァ』芸人として今も活動を続ける桜 稲垣早希に“その心構え”を聞いてみた。

「今年は“使徒が来るかも!”ってワクワク感は、ちょっとありました。どこから“使徒”が来るかわからないので、常に頭の中で“使徒”がやって来るときのテーマソングが流れています(笑い)」

‘07 年から『桜』という女性コンビで活躍。’09 年に相方が卒業してからも、その名前を引き継いで活動中。アスカに扮して6年半の間、出演していた『ロケみつ』(TBS系)で日本全国から海外まで歩き倒し、お茶の間の人気者に。 番組内でも『エヴァ』ネタ連発で人気だったが、現在は拠点を大阪に置いている。

「衣装は今、3着を着回しています。これを脱いだら大阪でも気づかれません。しゃべった声で気づかれます(笑い)」

たしかに、アスカ姿が染みついているけど、声まで本当にソックリ。

「中学生のときにアスカとシンジと綾波レイの声をマネするのにハマったんです。それをテープに録って、練習を繰り返して、ひとり『エヴァ』ゴッコをしていたんですよ。それで、吉本の養成所NSCに入ったとき、“モノマネできるぞ!”って思い出して、ネタを作ったのが最初。よく考えたら、あのときに『エヴァ』の声優の練習をしていなかったら、今この格好で取材を受けていないと思います」

そして、テレビシリーズから20周年という今年は、『エヴァ』ファンにとって、大事な年なんだそう。

「2015年は、『エヴァ』のストーリーが始まる大切な年なんです。でも、当時は“2015年か〜、未来の話やな〜”と思っていたんですが、実際に来ると“わ〜、自分も年とったなぁ〜”みたいな感じで今年を迎えました」

また、こんな心の準備もしているんだとか。

「映画の『新劇場版』は4部作なんですが、まだ第3部までしか公開されていないのでファンの間では“’15 年にあるんじゃないか?”って言われていたんです。でも、庵野秀明監督が今は特撮を撮っているのもあって、願いは叶わないみたいですが、第4部を楽しみに待っています。’15 年が過ぎてしまった後に第4部ができるとなると、ストーリーがどうなるのか、もっと未来の話になるのか、それとも過去に遡るのか、実はループでつながっているんじゃないかとか友達と話しています」