昨年の消費税増税の影響を排除して 業績好調の小売株3銘柄を紹介!

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2014年4月に実施された消費増税ですが、1年後の今でも月次のチェックには注意が必要です。今回はこの消費増税の影響を排除した月次売上高の見方と銘柄選びについて、オススメの3銘柄とあわせて解説しましょう。

今年の3〜4月の月次は異常値に注意
業績の伸びを見るには売上高から!

 小売りや外食の特徴の一つが四半期の決算の他に、サイト上で月次の売上高を公表している企業が多いこと。こうした月次の売上高をチェックする際に今年は気をつけなければいけないことがあります。それが、昨年4月からの消費税アップです。昨年は、この影響で3月に駆け込み需要が発生、その反動から4月は住宅や家電などの高額商品を中心に大きな落ち込みとなりました。

 なぜ昨年の出来事に注意が必要なのかと言えば、月次の売上高のチェックは季節要因などのブレを排除するために前年同月比で見るからです。

 ここでビックカメラ(3048)の業績を例に見てみましょう。ビックカメラのグループ全体の15年3月の月次売上高は前年同月比で37.2%減となった一方で4月は18.3%増となっています。

 これは比較年月となる14年3月に駆け込み需要が発生し、4月に反動減があったために15年3月が大幅減、4月が大幅増となったためで、一見いい数値のようですが、実はそうとも言い切れません。と言うのも、15年8月期の予想売上高が前期比2%減であるのに対して、4月までの累計は前年同期比で約10%減という数値となっているからです。

 こうした状況下では、売上高が増加傾向にあり、かつ累計で見ても業績予想を上回る進捗度の株を選別するのがベスト。要は、今期や前期に経済の大きな変動があった場合は、目先の大きな変化に惑わされず、売上高が成長を続けているのか、通期の予想を上回るのかを注視すべきなのです。

 一般的に固定費が一定で売上高が増えれば利益率はアップしますが、固定費は何か大きな変化がない限り一定なので、既存店売上高が前年を上回る(100%を上回る)と利益率がアップすることになるのです。会社が想定している既存店売上高と比較して、現状の数字が上回っていれば、売上高の増加とともに利益と利益率の増加が見込めます。そして業績の上振れにより株価上昇という流れが見えてくるのです。

全店の売上高よりも既存店売上高が重要に
そして注目のオススメ3銘柄も大公開!

 ちなみに月次売上高には全店売上高と既存店売上高が開示されているケースもあります。その場合は新規出店分を除いた既存店売上高を見ると、利益率が更に高まるか否かをより明確に判断できるといえます。

 今回は12〜3月が本決算の企業の中から、通期予想に対して月次売上高が好調な企業に注目して選別しました。

 12〜3月の期間に本決算がある銘柄であれば、ここで買っておくことにより、中間期決算に向けて業績の上方修正、そしてその発表による株価の上昇が期待できます。

 通期の決算では前期の確定数字とともに新たな業績予想も発表されますが、期初ということもあって下方修正を避ける保守的な数値となることが多いことから、特に中間決算の発表での上方修正を狙うのが、今の日本株では儲けやすいと言えるでしょう。

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