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壁を殴って、殴って、殴って、ついにブレイク!

熱戦つづく2015女子ワールドカップ・カナダ大会。準々決勝オーストラリア戦に臨んだなでしこJAPANは、気力と体力の限界に挑むような猛暑の試合を、見事に1-0で勝ち切りました。これで大会成績を5連勝とし、しかも全試合1点差での逃げ切り勝ちという戦いぶりで、改めて世界女王の強さというのを見せつけました。全盛期のイタリア代表か何かのような勝負強さです。

前回のオランダ戦もそうでしたが、この試合でまたなでしこJAPANの強さというのが増したように感じます。大会の中でドンドン強くなっている。その象徴的な出来事が、岩渕真奈の決勝点でしょう。天才少女と称され、10代の頃からなでしこの未来を背負う選手として期待されながら、フル代表では結果が出せずにきた長い長い長い日々。前回大会でも優勝メンバーに名こそ連ねたものの、何をしたんだっけというような内容で、ブレイクの手前でモヤモヤすることがつづいていました。

それが、ついに、壁をブレイクした。

これで今大会のなでしこは5試合7得点を、すべてが違う選手・違う形で挙げたことになります。次々に現れるヒロインがチームを盛り上げてきた中で、ここにきてまたひとり新たなヒロインが誕生した。どんどん強くなるチーム、どんどん加速する勢い。戦うごとに強くなるとはまさにこういうことでしょう。

4年前、栄光の中心にはバロン澤がいました。得点を量産し、チームを牽引した巨星でした。しかし、今は誰がスターになるわけでもなく、誰がエースになるわけでもなく、どこからでも、誰からでも試合を決められる。それはつまり誰かが重い責任を負うことなく、駒のひとつとして自分の仕事に徹することができるチームということでもあります。もし自分がどうにかなっても、多分周りが何とかしてくれるだろうという信頼関係も含めて。

あとから出てくる選手を信じられるから、潰れるまで走ることができる。全員を信頼できるからこそ、変幻自在に形を変えながら戦うことができる。極端な話、宮間や大儀見といったチームの核が抜ける瞬間があっても、何とかしてしまいそうな総合力がある。それが4年前とは違う、なでしこの「進化」のように思います。ここから先の戦いは、体力的にも精神的にもより一層過酷さを増していくでしょうが、なでしこは「11+3」で戦うのではなく「23」で戦うチーム。全チームが同じ条件なら、戦いが過酷になればなるほど、優位さも増してくることでしょう。

なでしこの花は過酷な環境でこそ美しく咲く。

猛暑、酷暑、疲労、死闘、すべての厳しさを歓迎しながら、決勝、そして連覇へと向けて総合力で戦っていってほしいものですね。

ということで、岩渕真奈名誉市民に対する地元の冷淡ぶりなどとあわせて、28日のNHKBS中継による「2015女子ワールドカップ 日本VSオーストラリア戦」をチェックしていきましょう。

◆あんたらの突破は許さない!あたいのまつ毛とマスカラが黒いうちはね!

ヤバイ。ヤバすぎる日差し。選手たちが動けば真っ黒な影が人工芝に落ち、反射する日差しが頬を白く染める。「絶対に外に出たくない日」とはこのことか。スタンドには客もまばらで、地元カナダのファンですら「今日は家から出たくないなぁ」感を漂わせるかのよう。戦う前から死闘が約束されるような環境に、少しの厳しさと、大きな手応えを覚えます。90分後、勝つのはなでしこだ、と。

↓あまりの日差しに佐々木監督もサングラス着用でこの一戦に臨む!

選手にもかけさせてやれ!

こんな日にサッカーやらせるなんてブラック企業まっしぐらだ!

見ているだけで暑い!

日本の先発メンバーは、オランダ戦とまったく同じ。ここまでは毎試合のように先発をいじり、変幻自在に戦ってきたなでしこが初めて同じ顔ぶれを並べてきました。このあたりはオーストラリアのやり方への対応もあるでしょうか。デカイ、しかしサイドを起点に裏を狙ってくる、という部分ではオランダ戦のいいイメージを持って臨みたいところ。同じ顔ぶれで同じようにキッチリ完封して、しっかり勝ってやりましょう。

そして始まった試合。オーストラリアは立ち上がりの主導権を握るべく、前線からガンガンとプレッシャーをかけてきます。ボールを奪えば、サイドからの突破…特に右サイドのデバナは一段抜けたスピードで、日本の左サイドを脅かしてきます。ひとつのミスが命取りとなりかねない、緊張感の持続を要する試合となりそうです。

それに対して日本は、簡単には思い通りにさせないぞとばかりに、FWの大儀見・大野が相手のロングボールに対してのプレッシャーをかけ、攻撃を制限していきます。特に大野は、途中交代する予定が決まっているかのように走ります。惜しいヘッドの空振りや、数々のノールックパス(※味方を見ていないので誰もいないところに出す)など、攻撃面では面白プレーも目立ちますが、潰れるまで走るという姿勢は守備面でチームに安定をもたらします。

両チームがジャブを差し合うようなジリジリとした試合。それなりのチャンスはいくつか生まれるものの、決定的な場面には至りません。互いにプレッシャーを掛けあいながらも、リスクを負うことはできずにいる。剣を持った状態での睨み合いのような前半。タダでさえ体力的に厳しい環境だというのに、精神面でも疲労感が募るタフな展開がつづきます。

↓前半27分、相手の突破に一瞬ヒヤッとするも、プロファウラー・岩清水が相手を潰して難を逃れる!

危険なピンチを見事なスライディングで防ぎ、危険な突破を割り切りのいいヒジ打ちで防ぎ、セットプレーでもつれたついでに相手を蹴るファウル職人!

「この試合でイエローがリセットされるなら、どこかで1回蹴らないと勿体ないな」ということを試合前から考えていたであろうプロファウラーが日本のゴールを死守する!

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感想(2件)



緊張感によって、あっという間に終了した前半の戦い。ここまでの全試合、早い時間に先制することでラクな展開に持ち込めてきたなでしこが、初めて前半をゼロで折り返します。暑さの中での試合だけに、我が家の茶の間からも「大野と阪口はこんな日に何で長袖できたんだ」「選手たちの眉毛が消えたぞ」「オーストラリアはブラをしていないぶん涼しいはず。日本もブラを外すべき」などの心配の声が上がります。このまましっかりとガマンできるか。ガマンしてほしい。ガマンしてくれ。後半もガマンガマンの試合です。

しかし、ガマン合戦なら分があるのは、なでしこのほう。時間とともに少しずつ、少しずつ、なでしこの圧力が相手を押していきます。後半も立ち上がりこそ積極的だったオーストラリアですが、すぐに足が止まり始めます。特に攻撃のポイントとなっていた両サイドは、日本の両サイドとのジャブの撃ち合いにおいて、先に「打ち疲れ」を見せ始めました。その様子を「疲れた?」「ねぇ疲れた?」「そろそろ疲れた?」と観察してきたなでしこは、逆にここからエンジンをかけていく。

後半15分頃からは、右サイドの川澄・有吉が体力で相手を完全に圧倒し、ビッグチャンスを次々に生み出します。まずは後半14分、サイドを抜けた川澄がエリア内で連続切り返しの嫌がらせを見せると、その間に有吉が追い越していく動き。これでオーストラリアは2対2のサイド攻防で、完全に崩されます。有吉から中央の宮間へのクロスは、惜しくも枠を捕らえられないものの、ヒールシュートの美しさも含めて見事なもの。オーストラリアのガードの上から、ズドンと芯に響くパンチが当たり始めます。

↓川澄ヒールパス、有吉ダイレクトでクロス、宮間ヒールシュートとスキルフルな攻撃!(1分頃から)



おっしいな!

それにしても宮間のシュート、全然入らんのぉ!

30メートルはピンポイントなのに、10メートル以下はズレるという不思議現象!

↓さらに日本は執拗なコーナーキック攻めで、なでしこ特急をゴール前に走らせる!

黄色店員:「お客様ぁ、まもなく激安タイムセールでぇす!」
先頭:「今日はサラダ油買わなきゃ…」
二番目:「一番搾りめっちゃ安ぅなっとるやんけ…」
三番目:「さすが業務用スーパー…単位がデカい…」
四番目:「先輩!アタシのぶんの納豆キープしといてください!」
先頭:「よっしゃー、買占めじゃー!」

どうでもいいけど、このコーナーキック、ホントに意味あんのかなwww

ココに世間の注目を集めておいてニアを狙うとか、タダの前フリな気がしてきたwww

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後半20分過ぎの時間帯。オーストラリアは攻撃の要であったデバナとゴリーが退き、逆に日本は守備のポイントであった大野に代えて岩渕を投入。攻守のバランスが完全に日本の「攻」に傾きました。オーストラリアは歩き出す選手の姿や、ボールを失っても追いかけられない選手の姿が見られるようになってきます。ちょっとしたアキ時間には苦しそうにヒザに手をやる姿も。

逆に日本は宇津木の存在感がグングン増してきます。どこにでも現れて、相手の攻撃を潰す。たまにオーストラリアの攻撃の場面がめぐってきても「残念、そこは宇津木だ」が連発します。まるで前回大会の澤さんのような中盤の女王ぶり。よーし、この調子なら取られることはまずないだろう。あとは、どうやって取るかが問題です。PK戦に粘られる前にフィニッシュができるかどうか、そういう試合になってきました。

そして迎えた後半41分。もう少しで休憩が入ると、オーストラリアも希望が見えてきた時間帯。この試合8本目のコーナーキックがついに壁をブレイクします。中央へのボール、相手DFが跳ね返したボールが短くなった場面、スタート位置では相手よりも遠かった宇津木が鋭い出足でコレを拾います。シュートのようなボールは、こぼれて中央に残っていた岩清水の足元へ。岩清水は相手との揉み合いを制して、ふたりくらいまとめて転ばせると、足をのばしてラストパス!そこに待っていたのは、岩渕!

↓岩渕決めた!代表通算3得点目、天才少女の待ちに待った「大事な試合での初ゴール」は、ベスト4進出を決める決勝弾!



ぶっちーーーーーーーーーー!!

安藤コズコズの代わりのぬいぐるみを持参するだけでなく、FWとしての仕事もしっかり継承したな!!

6年寝かせたニューヒロイン、ついに誕生!!

↓ぶっちーが吠える!!

いい顔してるな!

やっぱ、カワイイ娘のほうが、カワイイな!

ぶっちーの地元では、なでしこJAPANというか地元の岩渕選手を応援するための企画展示などを、市庁舎やら市立体育館などで行なっていました。僕も近所だったものでソレを見に行ったのですが、そこには厳しすぎる現実も映し出されていました。「なでしこJAPANの得点女王は誰でしょう?」という市民アンケートにおいて、回答の選択肢に地元の岩渕選手は含まれていなかったのです。そして市民からの声も「澤さんでしょう」「大儀見かな」「キャプテン宮間に期待」など、地元の岩渕選手を冷静にスルーするものばかり。

しかし、今日からは違う。日本の未来を背負う選手として、日本のジョーカーとして、ぶっちーはオーストラリアという壁とともに、自分の壁もブチ壊した。ブレイクの瞬間。ワールドカップのベスト4を決める一発が自信にならないワケがない。この調子で得点を量産し、チーム単独得点王を目指してもらいたいもの。目標はドンと大きく2点!ぶっちーの大会2得点という大活躍があれば、日本の連覇、十分に可能だと思います!

↓地元市民からも「ぶっちーはどうせ点取らんやろ」と思われている感じ満載の市民アンケート!


中途半端にサッカーをわかっている担当者が、普通に地元の名誉市民を選択肢から外してしまった大失態www

岩渕選手は現在「チーム得点女王タイ」ですぞ!

一躍、得点女王の有力候補に躍り出ましたぞ!

日本はこの1点で、逃げ切りモードにスイッチ。クローザー澤の投入を合図に、リスクをゼロに減らすサッカーに移行します。とったボールは無理せず蹴り出す。キープしたボールは粘って粘って渡さない。今やるべきことをわかっている、なでしこの知性が最後の1秒まで試合の流れを渡しませんでした。1-0の完勝。強いチームの勝ち方で日本は準決勝進出を決めました。

残るライバルは強豪ぞろいですが、日本も「ディフェンディングチャンピオン」という大本命の立場でここまで上がってきました。世界の誰もベスト4程度では意外とは思わないでしょうし、その意味でココからが本番です。本当の強さを見せ、やっぱり日本はすごいなと思わせるのはここから。新たなヒロインの誕生でさらに強さを増したなでしこJAPANなら、連覇という困難な目標も夢ではないはず。ヤマトナデシコここにあり、見せつけてほしいものですね。

↓チームの雰囲気も最高の様子!自販機の前で見守る同伴の保護者の方も目を細める!

失礼!誰かのお父様かと思いましたが、山根さんと海堀さんでした!

サーモン漁師とかではありません!

↓この試合のプレイヤーオブザマッチに選ばれた宇津木女王は、つけま界の頂点も同時に狙う!大会後のCMオファーが予感される、驚異のつけま!

日差しよ、もっと強くなれ!

眩しければ眩しいほど、あたいが有利だよ!

あたいのつけまサンバイザーがUVカットするからね!

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これで7試合やることは確定!あとは土産のカップを受け取るだけだ!