なでしこが豪州撃破し準決勝進出…途中出場の岩渕が値千金の決勝弾

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 FIFA女子ワールドカップ・カナダ2015の準々決勝が27日に行われ、なでしこジャパンとオーストラリア女子代表が対戦した。

 大会連覇まであと3勝に迫るなでしこ。ベスト8では、優勝候補の一角でもあったブラジル女子代表を撃破したオーストラリアとの対戦となった。両チームの直近の対戦は昨年5月の女子アジアカップ決勝戦で、なでしこが1−0で制している。

 なでしこのスタメンは、GK海堀あゆみ、DF岩清水梓、DF熊谷紗希、DF鮫島彩、DF有吉佐織、MF阪口夢穂、MF宮間あや、MF川澄奈穂美、MF宇津木瑠美、FW大野忍、FW大儀見優季。決勝トーナメント1回戦のオランダ女子代表戦と同じ布陣で臨んだ。

 なでしこの最初のチャンスは7分。川澄からの浮き球のスルーパスに反応した大野が、ペナルティエリア内でループシュートを放つも、クロスバー上に外れた。さらに22分、高い位置で相手のパスミスを拾った川澄が、大儀見とのワンツーで右サイドを抜け出してグラウンダーの折り返し。ニアサイドに飛び込んだ大野が、そのボールに合わせるが、シュートはわずかにゴール右に逸れた。

 一方のオーストラリアは28分、エリア手前左でFKを獲得すると、アランナ・ケネディが直接狙うも、枠の左に外れる。なでしこは33分、エリア手前左で大野からの落としを受けた宮間が右足を振り抜くと、シュートは枠の左上隅を突くが、相手GKリディア・ウィリアムズに阻まれた。前半はこのままスコアレスで折り返す。

 後半に入って54分、なでしこはピンチを迎える。阪口が自陣でボールを奪われると、サマンサ・カーにエリア内左でシュートを許すが、これは海堀がキャッチした。なでしこは59分、川澄のパスでエリア内右に抜けた有吉が折り返しを入れる。そのボールに、ニアサイドへ飛び込んだ宮間がヒールで合わせるも、わずかに枠を捉えられなかった。

 72分、なでしこは大野を下げて、岩渕真奈をピッチに送り出し、得点を狙う。85分、右サイドの川澄からのアーリークロスに、ニアサイドの大儀見が右足で合わせるが、シュートは枠の右に外れた。

 すると直後の87分になでしこが待望の先制点を獲得する。CKのこぼれ球に反応した宇津木がエリア内でからシュート。そのボールにゴール前の岩清水が合わせるが、ウィリアムズに阻まれる。しかし、そのこぼれ球を岩清水が横にパスを出すと、フリーの岩渕が押し込んでゴールネットを揺らした。

 なでしこは90分に、阪口を代えて澤穂希を投入するが、試合はこのままタイムアップ。岩渕の値千金の決勝ゴールで、なでしこがオーストラリアを1−0で破り、2大会連続のベスト4進出を決めた。

 なでしこジャパンは7月1日に行われる準決勝で、イングランド女子代表と対戦する。

【スコア】
なでしこジャパン 1−0 オーストラリア代表

【得点者】
1−0 87分 岩渕真奈(なでしこ)