ホステスプロの茂木、技術の高さを見せつけ首位タイ発進(撮影:岩本芳弘)

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<アース・モンダミンカップ 初日◇25日◇カメリアヒルズカントリークラブ(6,541ヤード・パー72)>
 「今週はすごいスコアを出したかった。毎ホールベストを尽くしてやろうと思った」。産休からの復帰1年、そしてホステスプロとして迎える大会で、今週は様々な思いが交錯していたという茂木宏美。初日は有言実行の首位発進となった。
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 スタートホールの1番パー5で5mのバーディパットを沈めると、2番では3打目のアプローチを捻じ込みチップインバーディ。前日に「(持っている技術の)引き出しの隅っこまで全部出す」という言葉通りにギャラリーに技術を見せつけた茂木。前半を2アンダーで折り返すと、後半を3つのバーディを積み上げ、5アンダーでフィニッシュした。
 昨年復帰してから“ゴルフを難しく考えすぎる”ようになり、技術の引き出しの整理整頓が難しくなっていた。そして出産後の体を戦える状態に戻すことも難航していた。「(戻すのに大変なのは)腹筋と腰、おなか周り。完璧に戻るのは2年くらいみようと思っていましたが、焦りもあって」。
 去年の同大会で復帰を果たし、予選突破したが「周りのレベルアップのすごさに衝撃を受けて」と空白の時間のギャップを消化できずに焦った茂木。だが“ママさんゴルファー”の先輩からのアドバイスにより自分の体と日々相談しながら引き出しを増やしていく決意を固めた。「今はいい意味で付き合っていこうと思っています。福島(晃子)さんにも帝王切開は2年くらいかかるから焦らずにやればいいよっていってもらったので」。
 パワーゴルフで押す若手に対し、自分はどうしたら勝てるのか…。導きだした答えはこの日の多彩なショット、アプローチに表れていた。
 そんな茂木のプレーに好影響を受けたのは、同組で回った青木瀬令奈。「群馬の大先輩の茂木さんとのラウンドで、2番でのチップインを見てついていこうと思いました」と出だしから3連続バーディ奪取。4アンダー・5位タイでフィニッシュした青木は「茂木さんはフェード1本でやってきた方で、私は今カットで止める練習をしているので、とても勉強になりました。明日も一緒に回れるので嬉しいです」と喜んだ。
 茂木の頑張りは同じママさんゴルファーの佐藤靖子にも影響を…。「リーダーボードで茂木さんの順位を見て頑張りました」と話した佐藤は、この日チップインイーグル2回で青木とともに4アンダー・5位につけた。
 ホステスとして大会初日を盛り上げ、後輩2人を引っ張った茂木。優勝へ向け上位での予選突破を狙うべく2日目も“技術の引き出し”を見せつける。
<ゴルフ情報ALBA.Net>