ポリフェノールといえば赤ワインですが、実は野菜にもポリフェノールは含まれています。なかでも注目したいのが、ポリフェノールの1つの“ケルセチン”。タマネギやブロッコリーに多く含まれていて、アンチエイジングだけでなくダイエットにも効果的なんです。

“ケルセチン”は体でどんな働きをするの?

ケルセチンは、ポリフェノールに含まれるフラボノイドの1つです。あまり聞いたことがない名前ですが、血管をしなやかにして、活性酸素のダメージを防ぐ役割が注目されています。不健康な生活が続くと体内に活性酸素が大量に発生し、血液の流れが滞ってしまします。それによって、老化や酸素不足によるさまざまな病気を招いてしまうのです。ケルセチンの特徴は、血液中の抗酸化力を高めること。ケルセチンが酸化による赤血球のダメージを防ぎ、血流を改善して強い血管を保つ力が注目されているのです。

“ケルセチン”を含む野菜をたくさん食べよう!

ケルセチンは、レタスやモロヘイヤなどの葉物類やブロッコリーなどに多く含まれます。野菜のなかでもケルセチンが多いのはタマネギ。100g中に25mg〜50mgものケルセチンが含まれているのです。タマネギが古来、健康野菜として重視されてきたのにもうなづけます。厚生労働省が推奨する1日の野菜の摂取量は350gですが、どの年代でも充分な野菜が摂取できていません。十分にケルセチンを摂取するには、ブロッコリーやタマネギなどの野菜をたっぷり食べるようにしましょう。

“ケルセチン”はダイエットにも効果的?

ケルセチンのもう一つの働きは、血中のコレステロールの輸送を阻害して、コレステロールの吸収を抑えることです。脂っこい食事には、ケルセチンが多い野菜を添えて食べるようにしましょう。中性脂肪の増加を抑えることができるので、ダイエットにも効果的です。ケルセチンには高血圧を予防する働きもあるので、生活習慣病が心配な方にもおススメしたい栄養素です。いろいろな健康効果があるケルセチンですが、脂溶性のため水に溶けにくく体内で吸収されにくいという欠点もあるのです。毎日の食事で十分な量を摂るのが難しいという場合は、サプリメントを上手に利用するといいですね。


writer:岩田かほり