前回、前々回と「スーパーにいる非常識なお客」についての目撃談をJタウンネットで紹介したところ、編集部には続々と、読者が見た迷惑客についての証言が届けられた。

中には、店員さんと見られる人からの投稿も。心中、お察しいたします......。

画像はイメージです(Patrick Hoeslyさん撮影、Flickrより)

赤ちゃんのお値段はいくら?

よく利用している近所のスーパーで、私が買い物を終えてレジに並ぼうとしていた時のことです。
先に並んでいたお客さんの中に、1人でお座りができる赤ちゃんを連れていた母親がいました。その母親は、買い物かごの中に赤ちゃんを靴を履かせたまま座らせていました。それだけでもびっくりしたのですが、母親は赤ちゃんをかごに座らせたまま、レジ台にかごを置いて、商品の会計をしてもらっていたのです。
店員さんもすごく迷惑そうにレジを打っていました......。(愛媛県・20代女性)

半額惣菜を狙うハンターたち

私の近所のスーパーは9時30分閉店なので、8時ごろになると半額シールが付けられるのですが、その前後に行くと、高確率で出くわす特定の人物がいます。
仮に「おっさんA」と「おばはんB」とします。

おっさんA(推定50代後半)は、7時〜7時30分ごろに入店し、商品をかごに入れ、そのままベンチで待機。そして8時を過ぎて店員さんが半額シールを貼りに出てくると、待ってましたといわんばかりにかごに入れておいた商品を差し出し、
「これも時間だから、半額になりますよね?」
汚い。汚すぎる!!

おばはんB(推定40代後半〜50代)は半額の時間になるまで店内をふらふらとさまよい、時間になると惣菜コーナーへ、空のかごを載せたカートで登場。
店員さんが棚の左から右に向かってシールを貼っていくとしたら、自分は店員さんの左側にぴったり付き、さらにカートを自らの左側に......。

商品 商品 商品 商品 商品
カート おばはん 店員

のように、カートでバリケードを設置。他の人はおばはんがどかないと商品が取れない状態に。しかもカートを乗り越えて商品を取ろうものなら、睨みつけて来て舌打ちです。(東京都・30代男性)

ジュースのシールを勝手にめくる子ども

ジュースを買いにスーパーに寄ったら、小学3〜4年生くらいの子どもが、ペットボトルに貼ってあるとあるアプリのシリアルナンバーが書いてあるシールを、めくっては確認を繰り返していました。
注意しようと近づいたら逃げられました。(三重県・20代男性)

店員は見た、迷惑高齢者と子連れ客

高齢者に多いのですが、お肉や総菜などのトレーを捨てて帰ることについて。
家に帰ってからのゴミを減らしたいようで、レジ後に袋に入れる台の上で、ラップを破り(惣菜ならふたを開け)、備え付けのナイロン袋に1つずつ入れて、出した後のパックはゴミ箱に放り込んでそそくさと帰っていきます。
店員は誰もとがめませんが、売り出しで混んでいる時は早くどいてほしいので、正直邪魔です。スーパーだって、綺麗に洗って干したトレーは回収しますが、それ以外は「ゴミ」でしょうし。

もう1つ、スーパーの売り場を子どもの遊び場と勘違いなさっている保護者の方。
店員としては、子どもに「走らないで」と注意できないのです。「走ると危ないですよ」という言い方しかできません(って、うちのスーパーだけでしょうか?)。
地域柄、高齢のお客様が多く、また最近はベビーカーに赤ちゃんを乗せたお客様も増えています。万が一ぶつかって転倒事故でも起きたらと、ハラハラします。1度だけならまだしも、3度、4度も私の前を走っていくので、「危ないので走らないでね〜」って声をかけたら、その子どもの親は「店員さんに叱られるから、走るな!」って大きな声で言ってました。
ちなみにその親御さんはそれまで、知り合いの方とのおしゃべりに夢中になっていました。(大阪府・40代女性)

「ワシはNHKしか見ん!」って、知らんがな

スーパーに勤めています。非常識な客といえば、店内のイートインコーナーにあるテレビを、自分のテレビのように独占する60代の男です。
一昨年から来店するようになり、ある日に私がテレビを野球中継に切り替えようとしたら、「ワシはNHKしか見ん!」と激怒。その日からほぼ毎日のように来店しては、テレビを1人で長時間独占する状況になりました。
ほかにも店内のトイレを利用しては、洗面台に食べ残しなどを捨てて詰まらせたり、イートインコーナーのゴミ箱に発泡スチロールの箱を丸ごと捨てたり、テーブル周りを汚したりとやりたい放題。
仕事上全国を回っているようで、最近は1月に1回来店してから今のところ全く来ていないですが、この男が来店しただけで1日の仕事のやる気を失います。それだけ最悪な人です。(鳥取県・40代男性)

店員さんはやっぱり怒っています

以上、5人の目撃談を紹介した。
うち後半の2人は、ともにスーパーの現役店員さんからのもの。厄介なお客さんたちに手を焼く様子が、文面からひしひしと伝わってきた。
半額惣菜をめぐる攻防は第1回の記事でも取り上げたが、ブロック戦術を取る「おばはんB」のエピソードは強烈だ。惣菜争奪戦は閉店前の熱いイベントではあるが、勝負は正々堂々と。

あなたが見た「非常識なスーパーの客」教えてください

Jタウンネットでは、あなたが目撃した「スーパーの非常識なお客」についてのエピソードを募集しています。メール(support@j-town.net)まで、具体的なエピソード、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、ご職業を明記してお送りください。採用者には、Amazonギフト券200円分を進呈します。
なお本コラムでは、いただいた体験談を一部編集・改変する場合があります。あらかじめご了承ください。