インテルに別れを告げ、イングランドに戻ったルーカス・ポドルスキは、セリエAで17試合に出場し、1ゴールを記録するに終わった。世界王者となったポドルスキにはより多くの期待が集まっていたはずだ。インテルでの日々はポジティブなものではなかった。

だが、そのポドルスキはミラノへの移籍形態が問題だったと話している。ドイツ『Bild』のインタビューで、ポドルスキは次のように認めた。

「こうなると、買い取り義務なしでインテルに行ったことは間違いだったということはあり得るね」

ロベルト・マンチーニ監督がスタメンでポドルスキを起用したのは8回だった。夏にはいずれにしてもいなくなると分かっていたのかもしれない。

「もうこういう形でシーズンは終わったんだ。すべてが最高の形になるなんて、サッカーではあり得ない。スタメンで出られないことが多くても、決定を受け入れることを学び、自分のことに取り組む必要がある。僕はそれをやってきた。ただ、今は前を向いている」

ポドルスキは指揮官からの信頼を感じることが必要だということを常に強調してきた。3月末にドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督から招集されたポドルスキは、オーストラリア戦でドローに持ち込むゴールを決めている。

ドイツでは、これが偶然だと考える者は少ない。だが、事実としては、クラブレベルでポドルスキが本当にうまくやることができたのはケルン時代だけだ。

だが、ポドルスキは今、アーセナルの練習開始となる7月10日に向けて準備している。

「僕は前を見なければいけない。ロンドンでは常にうまくやってきた。監督も、サポーターも、チームもね。すべてが僕にとってポジティブだ。ガナーズでレギュラーの座を取り戻すために全力を尽くしたい。自分にはあのチームでプレーできるだけのクオリティーがあると思っている」

最後に、ポドルスキはイングランドサッカーを称賛した。

「プレミアリーグは僕に合っている。でも、この仕事ではたとえすべてがそろっていても、一瞬でうまくいかくなくことがあるということも分かっているんだ。だけど、僕は自分が多くのチームの役に立てるだけの十分なクオリティーを備えていると分かっている」