[U-16インターナショナルドリームカップ]小柄だからこそ「シュートで生きていく」U-16代表FW中村が圧巻4発!

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[6.24 U-16インターナショナルドリームカップ第1節 U-16日本代表 7-0 U-16コスタリカ代表 J-GREEN堺]

 U-16日本代表はFW中村駿太(柏U-18)が圧巻の4ゴール。U-16インターナショナルドリームカップ2015JAPAN Presented by JFAの開幕試合をゴールショーで彩った。まずは前半16分、中村はバイタルエリアでボールを受けると迷うことなく仕掛けて一気にPAへ侵入。GKとの1対1から右足で先制ゴールを流し込んだ。「ゴール前の仕掛けの部分は自分の持ち味だと思っている。いい形で前向けたので、あそこで受けたらパスで逃げるんじゃなくて、取られちゃいけないですけど、取られてもいいくらいの気持ちで仕掛けてゴールまでシュートで終われるように心がけています」

 ゴール前で持ち味を発揮した中村はその後もクロスバー直撃の左足ミドルを放つなどU-16代表を前線でけん引。そして後半2分にはSB吉田歩未(市立船橋高)のシュートのこぼれ球を左足ダイレクトでゴールへ沈める。さらに1分後にはFW中島元彦(C大阪U-18)のスルーパスで抜け出すとGKをかわして左足で3点目のゴール。「3点目取った後は『ちょっといいかな』という悪いところが出てしまったんですけど、コーチから『点取ってこい』と言われて気を引き締めた」。そしてポスト直撃のダイビングヘッドなどでゴールを狙った中村は6-0の後半40分、右SB田中康介(京都U-18)のクロスを頭でゴールへ沈めて4点目を奪った。

「試合に出ている限り、チャンスある限り、狙っていくのはFWとしてやらなければならない」と気の緩みがあったことを反省した中村だが、国際試合で4得点を奪ったことについては笑顔。「4点取れるとは思っていなくて、まずは1点取れればいいなと思っていた」と微笑みながら明かした。

 柏U-12時代に全日本少年サッカー大会で大会通算23得点で得点王。当時から注目されていたストライカーは今年4月末からのU-16日本代表イタリア遠征5試合で4得点を挙げ、今大会初戦でも4得点と結果を残している。ゴールへのこだわりは他の選手以上に強い。身長は169cmと小柄。「自分は身長もない。190cmあるFWでポストプレーで勝負できるFWでもない。シュートで生きていく。シュート決めてこそ自分だと思っている」。今後自分が生き残っていくための術であるシュート。そして結果を残すという部分へのこだわりを代表チームでしっかりと表現している。

 今春の柏U-18昇格後は武器であるスピード、アジリティの部分を強化。この日もスプリントの鋭さ、タイミングでDFを置き去りにするシーンがあったが、成果として発揮できている印象だ。残り2試合でも爆発なるか。中村は「次、チリは1試合終わった後でコンディションはコスタリカよりもいいと思う。これに勝てると大きいと思うので気を引き締めて戦って勝ちたい」と意気込んだ。大勝に気を緩めることなく、自身も「代表で生きていくため」貪欲にゴールを目指す。

[写真]後半8分U-16日本代表FW中村がハットトリック達成となる左足シュート

(取材・文 吉田太郎)