[U-16インターナショナルドリームカップ]FW中村4発!U-16日本代表がコスタリカに7発圧勝!!

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[6.24 U-16インターナショナルドリームカップ第1節 U-16日本代表 7-0 U-16コスタリカ代表 J-GREEN堺]

 今年新設されたU-16インターナショナルドリームカップ2015JAPAN Presented by JFAが24日、大阪府のJ-GREEN堺で開幕。開幕戦でU-16日本代表とU-16コスタリカ代表が対戦し、日本がFW中村駿太(柏U-18)の4得点の活躍などによって7-0で大勝した。

 今回、99年生まれの18選手で大会に臨んでいるU-16日本代表。4-4-2システムを組んだ初戦はGK大迫敬介(広島ユース)、4バックは右から吉田歩未(市立船橋高)、ゲーム主将の橋岡大樹(浦和ユース)、西山大雅(横浜FMユース)、中矢裕貴(東海大翔洋高)。中盤は伊藤洋輝(磐田U-18)と品田愛斗(F東京U-18)のダブルボランチ、右MFが藤本寛也(東京Vユース)、左が堀研太(横浜FMユース)。2トップは加藤拓己(山梨学院高)と中村が務めた。

 対戦したコスタリカは99年生まれが2人だけで残りは00年生まれ以降のU-15世代中心のチーム。中村が「どのチームが相手でも一緒の気持ちでいたんですけど、初戦しっかり勝てるとチームも乗ると思いますし、まず勝つことが前提で試合に臨んだ」と説明したように、日本は前線で非常に精力的な動きを見せていた加藤や中村を中心に立ち上がりから積極的な攻撃で相手を押し込んでいく。伊藤の左足ミドルや中矢の左クロスに中村が飛び込むなど攻める日本だが、コスタリカも声をかけながら連動してボールを奪うなど徐々にリズムを掴んで押し返していく。

 最後の局面でコスタリカDFに阻まれ、攻め切れない時間帯が続いていた日本だが、15分、品田からのパスを受けた中村が中央でDFをかわして前進。一気にPAへ侵入すると、飛び出してきたGKよりも一瞬早く右足でゴールへ流し込んで先制点を奪う。直後にも右サイドから中村が入れた決定的なクロスを上げるが、これはファーサイドの加藤は触ることができず。その後、日本は藤本と伊藤が飛び込んでくるDFをかわしてボールを動かすなど右サイドからチャンスメーク。また最終ラインからの縦パスで相手を押し下げて2次、3次攻撃に繋げた。シュートまで持ち込む前に奪われ、相手の巧みなカウンターで攻め返されてしまうシーンもあったものの、橋岡がPAでタックルを決めて危険を逃れるなどリードしたまま試合を進めていく。

 追加点を狙う日本はアグレッシブなチャレンジを見せる加藤の左足シュートや、中村がクロスバー直撃の一撃。2点目を奪えず、1点差のまま前半を終えたものの、森山佳郎監督は「上手く相手を動かすことができて、大分疲労させることができた。背後を狙いながら中盤を使うことができた」。その言葉通り、ハーフタイムに中矢、品田、加藤に代えてSB田中康介(京都U-18)、齊藤未月(湘南ユース)、中島元彦(C大阪U-18)を投入した日本は疲れの色が見えるコスタリカから後半立ち上がり5分間で3ゴール。まずは2分、コスタリカDFがオフサイドをアピールする中、こぼれ球を拾って抜け出した吉田のシュートの跳ね返りを中村が左足でゴールへ押し込む。

 その1分後には中島のスルーパスから中村が左足で決めてハットトリック達成。集中力が切れたコスタリカを攻め立てる日本は5分にも齊藤のパスからオフサイドぎりぎりで抜け出した中島がゴールを破る。直後に堀と吉田をMF新井光(長野U-18)とSB水田和真(関西学院高)へチェンジしたが、その後も止まらない日本は11分にも右ショートコーナーから伊藤が入れたクロスを中島が右足で決めて5-0とした。

 15分には伊藤に代えてCB塩崎悠司(興國高)を投入する。コスタリカも持ち直していたが、日本は28分、左サイドを新井と水田のコンビで崩して水田がクロス。中村のヘディングシュートはポストを叩いたが、跳ね返りを齊藤が左足ボレーで合わせて6点目を奪う。さらに40分にも田中の右クロスを中村が頭でゴールへ沈めた日本は、相手をシュート3本に封じる快勝で勝ち点3を獲得した。

 日本の登録メンバーは約半数が年代別日本代表初招集の選手。新たにスタートしたU-16インターナショナルドリームカップは高校1、2年生の選手たちにとって貴重な経験の場となりそうだ。森山監督は「練習している時に、(南野)拓実クンがいて『代表活動しか国際マッチ経験はできない。そこでいろいろチャレンジしてほしい』みたいなこと言ってくれて選手も刺激になったと思う」。そして今後、19年のU-20W杯や20年東京五輪を目指していく世代へ向けて「20の世界大会とか、オリンピックとかはこの子らが入っていってほしい。今の(アンダー)18の子らがメインだと思うんですけど、この2つ下くらいのたちが出てきてほしいし、自覚を持って下から突き上げていってほしい」と期待した。

 残り2試合の対戦相手はこの日の第2試合でともに実力の高さを示したチリとフランス。指揮官は「(相手をリスペクトし過ぎて)引けを取ってしまうことだけは絶対に嫌なので、牙をむき出しにしてチャレンジャーとしてやることは外したくない」。貴重な国際経験の場でU-16代表は個人、チームが思い切ってチャレンジする。

[写真]前半16分、日本は中村が右足で先制ゴールを流し込む

(取材・文 吉田太郎)