ボーナスを全額貯金したい! 赤字家計を見直すポイントは?

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◆今回のお悩み
今回の相談者:金のふちさん
「ここ2〜3年、給与が伸び悩んでいて、貯金がなかなか増えません。毎月の収支が赤字になってしまい、ボーナスの一部を生活費にまわしてなんとか生活している状態です。毎月の給与だけで生活し、ボーナスを全額貯金できるようになりたいです」

編集部 金のふちさんは、現在33歳。毎月の生活費をボーナスで補填することに危機感を持っています。ボーナス頼りの家計簿にはどんなリスクがありますか?

風呂内亜矢(以下、風呂内) 固定給は、下げるときには労働組合と話し合いをしなければならないなどのルールがありますが、ボーナスには支払い義務の法律がありません。つまり、会社の業績によって簡単にアップダウンできてしまいます。それだけ危うい存在だということ。ですから、ボーナスがないと帳尻が合わない生活をしていると、いざボーナスが出なかったときに破綻してしまう恐れがあります。

ただ、彼女は年収に対するボーナスの比率が高いんですよね。夏と冬で、50万円ずつほどもらっている計算になります。そう考えると、毎月の給与で足りないぶんをボーナスでどうにかしたいと思う気持ちもよくわかります。

編集部 確かに、彼女の場合そうなんです。とはいえ、先生のおっしゃるリスクを考えれば、ボーナス頼りは避けたいところ。実際、彼女も1年を目処に貯金をあと100万円増やすのが目標のようです。であれば、ボーナス分をそのまま貯めることができれば達成できます。

そこで気になるのが、毎月5万円の定額預金です。給与から自動的に5万円が振り替えられていますから、本来手元に残る手取り金額は19万円−5万円=14万円。にもかかわらず、貯蓄分を抜いたトータルの支出額が20万2,000円と、6万2,000円もオーバーしています。この場合、定期預金の金額を下げてでも、まずは月々の給与だけで生活費をまかなうようにすべきなのでしょうか。

風呂内 難しいところですね。というのも、彼へのプレゼントなどお金の使い方を見る限り、彼女は典型的な“まとめ使い”タイプ。少しでもまとまった金額が生まれると、安心してパッと使っているのでしょう。そして5万円を定額預金していることが、多少なりともムダ遣いのストッパーになっていると思うので、定額預金をやめてしまうと、ますます貯められない感じがします。

編集部 なるほど。ですが結局、貯蓄に手を出してしまっているわけですよね。実際、自分名義の貯蓄額は50万円以上〜100万円未満ですので、ちょこちょこ使ってしまっていることが伺えます。できれば、貯蓄には手をつけたくありません。

風呂内 それなら、絶対に使わない貯蓄として、定額預金を2万円に減額してはいかがでしょう。その際注意したいのは、普段目にしない口座にすること。彼女のようなタイプは、貯まっているのを見ると使ってしまいますから。

◆金のふちさんプロフィール
運輸・倉庫関連の企業で正社員として働く、33歳。手取り年収約320万円、手取り月収約19万円。現在ひとり暮らしで、結婚を考えている彼がいる。外食をやめて自炊にするなど、自分にかかる出費を抑える努力をしている一方、こだわり出費の、週に2〜3回のテニススクール(1回3,000円)は、このために仕事をしているので、やめる選択肢はなし。また、誕生日には12万円のソファ、クリスマスには7万円のパソコンなど、彼へのプレゼントを奮発してしまい、つい貯蓄に手をつけてしまう。月々の貯蓄は、給与から自動的に定期預金に50,000円振り替えている。現在の自分名義の貯蓄額は、50万円以上〜100万円未満。貯蓄額の目標は、1年後をめどに100万円アップ。

(ヨダヒロコ/六識)

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