Doctors Me(ドクターズミー)- 素朴な疑問にプロが回答! 介護にはどのくらい費用が必要なの?

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親も自分自身もいつかは向き合うことになる、介護。少子高齢化が加速する中で、今後大きな社会問題になっていくといったようなニュースは耳にしていると思いますが、実際のところ介護にかかる費用やそのサービス内容などはあまりよくわからない方が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、介護事情に詳しいケアマネージャー・菊地 芳一さんに、介護にかかる費用について詳しく聞いてみました!

「在宅介護」にかかる費用は ?

在宅介護は大きく分けて「通所型サービス」、「訪問型サービス」、「宿泊型サービス」の3種類があります。例えば、要介護1の人の場合、介護保険給付を受給できる限度がひと月16,692円に設定されています。多くの人はこの基準額以内でサービスを利用しますので、ひと月16,692円が介護保険サービスにかかる費用といえます。

その中でも「宿泊型サービス」は居住費や食費がかかりますので1泊につき約2,000円〜3,000円上乗せし計算します。その他、紙おむつの費用や福祉機器が必要になる場合もありますが、介護保険制度にて助成を受けることが出来る場合もありますので、事前に各市区町村や担当ケアマネジャーに確認しておくとよいでしょう。

上記の3つの他にも「小規模多機能型居宅介護サービス」という“泊り・通い・訪問”を定額で包括的に支援してくれるサービスもありますので、検討材料の一つにしてもよいでしょう。

「施設入所」にかかる費用は?

施設のタイプによって大きく料金が異なりますが、例えば特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホーム、特定有料老人ホームなどは入居費用が介護保険制度の給付を受けられますので、多くても月4万円弱で済む場合がほとんどです。これに居住費や食費、光熱費などがプラスされますので、実際の金額は7万円〜15万円弱。そのほか実費負担がかかる場合もあり、総額の金額を事前に確認することが必要です。また、高額介護サービス費などの助成サービスもあるので、該当するかどうかも確認しておきましょう。

また、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などといわれるタイプの入居施設は、それぞれの施設によって独自の料金設定をしています。例えば入居一時金や敷金がかかるタイプなど、ある程度まとまった金額を提示されることもありますので、月々かかる入居費用の他、必要経費について理解いくまで質問したほうがよいでしょう。

ケアマネージャーからのアドバイス

介護に必要な費用は「どのサービスをどこまで受けたいか」によって大きく変わってきます。また、使える助成制度もいくつかありますので、それらも活用しながら介護に必要な費用を準備しましょう。

(監修:ケアマネージャー 菊地 芳一)