こめかみから目のあたりにかけてズキンズキンと脈をうつような頭の痛み。いつも頭が痛いわけではないけど、痛み始めると仕事や家事に集中できなくなる、やっかいな偏頭痛。ここでは偏頭痛が起こる理由と対処法をお教えします。

偏頭痛はなぜ起こるの?

偏頭痛が起こる原因は、血管の拡張です。1つは、血液中の血小板から血管を収縮させるセロトニンが放出され、その結果血管が拡張するケース。もう1つは、三叉神経が刺激され、炎症を起こす神経伝達物質が分泌されて血管を拡張するケースです。そして週末に偏頭痛になりやすい人がいますが、ストレスから急に解放されたときは要注意。ストレス、睡眠不足、睡眠過多、空腹、疲労、光や音の刺激、気圧・温度変化、月経周期、アルコールなどによっても偏頭痛は起こります。

片頭痛の症状は?

偏頭痛になると頭の左右の一方、あるいは両方がズキンズキンと急に痛み始めます。吐き気・嘔吐を伴うこともあり、普段は気にならない光や音が気に障るようになります。症状は数時間から数日持続。偏頭痛が起こる前には、目の前で光がチカチカしたり、視野が欠けたり、視野にぎざぎざした形が見えたり、という「閃輝暗点」が現れる場合もあります。手足のしびれや発話のぎこちなさ、むくみ、イライラ、眠気、食欲増進、お菓子など甘いものを食べたくなる、なども前兆となります。偏頭痛が起こったら、静かで暗い場所に移動して冷たいタオルで痛む部分を冷やしましょう。

片頭痛を起こしやすい食品

なんと偏頭痛を起こしやすい食品があるのをご存知でしょうか。赤ワイン、チーズ、チョコレート、アボカド、柑橘類など、血管を収縮させるチラミンを含む食品は偏頭痛を誘引します。これらの食品を摂ると一旦は血管が収縮しますが、元通りの状態に戻ろうとして血管が拡張しすぎて片頭痛の原因となるのです。

中華料理に使う旨み調味料に含まれるグルタミン酸ナトリウム、パンに含まれるクマリン、牛乳に含まれるコリンとカゼイン、豆類やお茶などに含まれるタンニン、チリペッパーに含まれるカプサイシンなども片頭痛の原因になりやすいといわれます。食事にも気をつけて、偏頭痛を予防しましょう。


writer:松尾真佐代