Doctors Me(ドクターズミー)- 知らないと怖い!犬から人に感染する動物由来感染症

写真拡大

アウトドアに行く際はレプトスピラ症に注意!

レプトスピラ症は、レプトスピラ菌に感染している動物(主にネズミ)のおしっこが傷口につくと感染します。ネズミから犬へ、犬から人へ感染します。

ネズミのおしっこが乾いてもレプトスピラ菌は生きていますので、里山や川原などネズミがいそうな場所へ出掛ける時は、ワクチンを接種してから出掛けることをお奨めします。もし人が感染したら、最初は熱がでてだるくなり、風邪に似たような症状がでますので間違わない様に気をつけましょう。悪化すると肝臓が障害され黄疸がでます。

スキンシップも原因のひとつ!パスツレラ症

この感染症の原因となるパスツレラ属菌は普段から犬の口の中にいます。正常な口腔内細菌として7割近くの犬がもっているため、舐められたり咬まれたりすることで感染します。咬まれた時に腫れて痛みを感じるのは、このパスツレラ属菌も原因の一つになっています。

顔を舐められて副鼻腔炎になる人もいますので、体調が優れない時のスキンシップは控えめにしましょう。

皮膚真菌症の予防にはこまめな掃除を!

皮膚真菌症は真菌(カビ)による皮膚の病気です。真菌は空気中の菌が付着したのち、フケや角質などのタンパク質などを栄養として増殖していきます。

感染している犬を触ったり、抱っこしたりすると感染することがあります。人が感染すると、皮膚が丸く赤くなって、それがだんだん周りに拡がっていき、水疱ができることもあります。治るのに数週間かかりますので感染犬と密に触れ合うのは避けましょう。落ちている毛も感染源になりますので、素手で触らず、こまめに掃除をするように心がけましょう。

海外渡航前は必ずワクチンを!死亡率100%の狂犬病

狂犬病は狂犬病ウィルスに感染している犬に咬まれると感染します。人では1週間〜数ヶ月間、潜伏した後に発症して、ほぼ100%の確率で亡くなります。日本と同じように何十年と発生がなかった島国(例:台湾、イギリス)でも突然、発生しているように、世界各国で年間100人近くの方々が亡くなっています。

狂犬病ウィルスは野生動物(アライグマやコウモリなど)が持っています。それらの野生動物に犬が咬まれて感染します。犬も100%亡くなりますが、亡くなるまでの間に人を咬むと人に移ります。現在日本国内での発生はありませんが、法律で飼い主にはワンちゃんへの予防接種が義務付けられていますので、必ず行うようにしましょう。