ハリウッド映画で新たな小道具が流行の兆し!?ミラ・ジョヴォヴィッチが最新作で・・・

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現在公開中の映画『アナーキー』。日本では、イーサン・ホーク、エド・ハリス、ミラ・ジョヴォヴィッチといった豪華出演陣が目玉となっている同作だが、アメリカではまた違った観点で注目された作品だ。

話題の中心となったのは、ジョヴォヴィッチ演じる「クイーン」が愛用する電子タバコ。なにも電子タバコ自体が珍しいわけではない。アメリカでは電子タバコが「VAPE」や「E-cig」などと呼ばれ、日本では考えられないほどに普及している。しかし、ハリウッド映画への“出演”は新鮮だ。

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同作制作時に発表された「ウォール・ストリート・ジャーナル」の記事では、非常に興味深いデータが掲載されている。
2002年のPG-13指定映画(13歳未満が鑑賞する際、保護者の同意が必要な映画)の80%には喫煙シーンが登場しているが、2013年にはわずか38%に。少なくともアメリカ映画におけるタバコの出演機会は、急速に失われているというわけだ。
言われてみれば、ハンフリー・ボガードもスティーブ・マックィーンもジャン=ポール・ベルモンド(彼はフランスの俳優だが)だって、オールドな映画俳優はタバコ抜きでは語れないが、ジョージ・クルーニーやジョニー・デップにそのイメージはない。それは決して印象論ではなく、統計的にも正しいと言えそうだ。

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話を『アナーキー』に戻すと、ジョヴォヴィッチのようなクールな女優が、作中の印象的なシーンでVAPEを嗜むのは、近年のハリウッド作品の風潮を考えると、かなり目出つ行為なのだ。前述の「ウォール・ストリート・ジャーナル」の記事でも、電子タバコが真にコマーシャルなアイテムとなっていく、そのひとつの傾向として取り上げられている。

なによりも、すでにスクリーンの外では、セレブたちはVAPEを愛用している。レオナルド・ディカプリオにレディー・ガガにミッシェル・ロドリゲス、はてはジャック・ニコルソン(!)まで、業界内にVAPE愛用者は少なくない。彼らが、VAPEをくわえ、煙ではなく、VAPOR(水蒸気)を吐き出すシーンが、今後映画の中で増えていくのは、ほぼ間違いないだろう。そういった意味で、『アナーキー』のジョヴォヴィッチは、先駆者的な存在なのかもしれない。


『アナーキー』新宿シネマカリテ(カリコレ2015)ほかにて絶賛公開中 ほか全国順次公開
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 Reference:THE WALL STREET JOURNAL