市民風車「はまかぜちゃん」10周年イベントに集まった関係者や出資者たち
原発事故を受けて、全国で地域主体の電力会社を立ち上げる動きが盛んだ。「再生エネルギーファンド」は、そうしたプロジェクトへの投資を募り、配当をつけて戻す仕組み。リスクが少なく、銀行に預けるよりもずっとお得で、お金の使い道を自分で決められる。密かに注目を集める「再エネファンド」の最前線をリポートする。

◆自然エネルギー市民ファンド/北海道札幌市

 金融商品を扱う資格を持つ「自然エネルギー市民ファンド」が「市民風力発電」から業務委託を受けて取り扱っている。日本で初めて一般市民からファンドという形で広く資金を集め、’01年に「市民風車」を建設したこの分野のパイオニアだ。

’15年5月現在まで、建設中の2基を含めると14基の市民風車を建ててきた。出資はプロジェクトによって一口10万〜50万円で募集。15年間、すべて計画通りに配当を行っている。’14年3〜6月まで募集していた北海道石狩市に2基の風車を建設するプロジェクトでは、一口20万円で9900万円を集めた。

 計画では、20万円の出資につき15年で24万4618円(推定)になると試算している。この事業では、売電収益の一部を地域活動に寄付する仕組みも計画。風力発電には、送電網の整備などいくつかの課題はあるが、ポテンシャルでいえばこれだけで日本の総電力をまかなうことも可能だとされている。

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