U-22手倉森監督がハリル監督と共有するキーワードは「幅と厚みと斜めのパス」

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 日本代表コーチも兼任するU-22日本代表の手倉森誠監督は、バヒド・ハリルホジッチ監督の指示で16日に行われたW杯アジア2次予選・シンガポール戦(埼玉)でベンチ入りしなかったことを明らかにした。

 シンガポール戦のベンチには霜田正浩技術委員長が入っていたが、霜田委員長は「ベンチ入りのスタッフの役割に関してはすべて監督が考え、監督が決めている」と説明。「今回は上から見る、スカウティングするという役割だった」と、スタンドから試合を観戦した手倉森監督はハーフタイムに「上から見た情報」をハリルホジッチ監督に伝えたという。

 技術委員長ではなく、コーチがベンチ入りしたほうがいいのではないかという指摘について霜田委員長は「手倉森監督が常にハリルホジッチ監督の横にいて、一挙手一投足を生で見る、感じるというのは間違いなく良いことだが、トレーニングやミーティングで監督同士の考えをすり合わせする時間は十分に取れている」と力説。「ベンチに座ってないからそういう経験ができないということではないと思っている」と否定した。

「自分がアンダーで監督をしているので、上からの情報を監督目線で伝えてほしいという期待だったと思う」と、ハリルホジッチ監督の意図をくみ取った手倉森監督。引いた相手をこじ開けることができず、スコアレスドローに終わった要因と分析はスタッフミーティングで話し合っており、「試合が終わってから、引かれた相手に対してという部分の検討は十分にした。キーワードは選手間の幅と厚みと斜めのパス。それをお互いに共有してこれからやっていかないとダメですねという話をした」と、すでに両者の考えは一致させているようだ。

(取材・文 西山紘平)


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