Windows 10用PCを安く買うコツ? 今、値崩れ中の製品を狙う理由「分かっている人はもう動いている」

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7月29日のWindows 10正式登場まで、およそ1か月。Windows 8/8.1から久々の大型アップデートとなる。また好評ではなかったModern UI、スタートメニューが改善されることもあり、Windows 10の登場を待ちわびていた人たちも多いただろう。

今回のWindows 10は、Windows 7や無印Windows 8/8.1からであれば、無償アップデートが可能ということで、Windows 10にアップデートするユーザーも多いと思われる。

しかし、新OSは、「新しいパソコンで使いたい」と考える人は意外と多い。

これは、理由があり、一つはメインで使っているPCを新OSに変更する前に、Windows 10に問題がないか確認したいからだ。もう1つは、アップデートより新規にプリインストールされたPCのほうが動作安定しているという理由だ。

Windows 10のアップデート条件は、幸いなことに現在Windows 7やWindows 8/8.1が普通に動作するパソコンであれば、問題なく動作する。

特にWindows 10は製品前の最終バージョンで、タブレットPCや低価格ノートPCなどで搭載されているBayTrail世代のATOMプロセッサのマシンでもサクサク快適に動作しているので、それよりも上位のIntel CoreシリーズやCeleron、PentiumといったCPUを搭載したマシンでは問題なく動作するだろう。

つまり、Windows10用の新規パソコン調達する場合、現在Windows 8/8.1を搭載していて普通に動いているパソコンのスペックが、そのままWindows 10でもサクサク動くパソコンということになる。

ということで、Amazonのランキングをチェックしてみた。

■Amazon、ノートPC&タブレット売れ筋ランキング(6月22日13時)
1位)マウスコンピューター8.9型Win8.1タブレット・2in1 PC/マウスコンピューター
価格:29,800円
2位)Lenovo タブレット YOGA Tablet 2 with Windows キーボード付き/Lenovo
価格:41,579円
3位)Acer ノートPC Chromebook11/日本エイサー
価格:26,980円
4位)ASUS ノートブック X205TA ホワイト/ASUS
価格:31,260円
5位)ASUS ノートブック X205TA ダークブルー/ASUS
価格:37,584円
6位)東芝 Dynabook PR35MGAD483AD71 Windows7 Pro/東芝
価格:51,990円
7位)Lenovo G50 80G001SHJP Windows8.1 64bit/Lenovo
価格:33,800円
8位)東芝 Dynabook Satellite PB554MFB1R7AA71 Windows7 Pro 32Bit/東芝
価格:47,999円
9位)HP Stream 11-d000 series 11.6型液晶ノートパソコン KINGSOFT Office セットモデル Windows8.1 Update 64bit/ヒューレット・パッカード
価格:27,980円
10位)Lenovo B50 59440077 Windows8.1 64bit/Lenovo
価格:34,980円


3位に食い込んでいる日本エイサーのChromebookを除き、ほぼ5万円前半以下の金額で収まっている。

9台の価格の平均を取ると37,441円となる。特に8位のDynabook Satellite PB554MFB1R7AA71は、登場当時は24万円もしたモデルである。


このランキングからもわかることは、既存モデルが大幅に値崩れしている裏には、一般の人はWindows 10搭載PCに向けて買い控えが始まっており、そのために既存モデルが値崩れをしているということだ。

そして、この値崩れをみて、知っている人、わかっている人は、Windows 10へのアップデート可能なマシンを今のうちに安く買っておく動きに出ることも容易に予測される。

Windows 10の登場が近づくにつれ、こうした低価格パソコンの人気はさらに高まり、いざ買おうかなと思ったときには、売り切れていたり、価格が高い新モデルに切り替わっていたりする。

つまり、Window 10用のパソコンを用意するなら、無償アップグレードをみこんで、今、価格が下がっている製品を購入しておくことが賢い選択といえるだろう。


小川夏樹(ITライフハック編集長)