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水の安全性や選び方などをあらためて考え直すことを目的とする「水を考えるプロジェクト」はこのほど、20代〜70代の全国の男女600名を対象に実施した「熱中症に関する意識実態調査」の結果を明らかにした。調査期間は5月27日〜28日。

まず「熱中症になったことはありますか」と尋ねたところ、23.0%が「ある」と回答した。

次に熱中症の症状で、暑い時期に自覚したことがある症状について聞いた。現場での応急処置で対応できる軽症の熱中症である「めまい、失神、立ちくらみ」は52.2%が、「手足のしびれ・気分の不快」は13.7%が、「筋肉痛・筋肉の硬直」は6.2%が自覚した経験があると回答。半数以上の回答者が、軽度の熱中症の諸症状を経験していることが明らかとなった。

熱中症の自覚症状があるのは約4人に1人に対し、実際に軽度の熱中症の症状を経験がある人は2人に1人となっていることから、自覚していない"隠れ熱中症患者"が多いことがわかる。

熱中症対策として、1日どの程度の水分を摂取しているか尋ねところ、最も多い回答は「501ml〜1,000ml」(42.0%)だった。環境省は「1日に飲料として摂取すべき水分量の目安は1.2リットル」としているが(※)、それに該当する「1,200ml以上」と回答した割合は19.0%で2割にも満たなかった。

熱中症対策として、1日にどの程度の水分を摂取する必要があると思うか聞くと、環境省が目安として挙げている「1.2リットル以上」を選択した人は27.0%だった。そのほかの7割以上は、熱中症対策の水分補給に関して正しく理解していないことがわかった。

今回の調査では、2人に1人が「隠れ熱中症」であることが明らかになったが、医学博士で管理栄養士でもある井上正子先生によると、「隠れ熱中症」は、自分で気づいたときには、重症化していることが多いという。

「自覚がなくても、呼気や皮膚から水分は失われています。喉が渇いたと感じたら、すでに脱水気味になっていることが多いので、喉が渇く前から水分補給をした方が良いでしょう」と、熱中症予防には、こまめな水分補給が有効であるとアドバイスしている。

※環境省の「熱中症環境保健マニュアル III熱中症を防ぐためには」より

(フォルサ)