申ジエが有限実行で大会連覇!今季2勝目(撮影:福田文平)

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<ニチレイレディス 最終日◇21日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 新袖コース(6,584ヤード・パー72)>
 昨年覇者、申ジエ(韓国)はフランス人キャディ、フロリアン・ロドリゲスさんとこの試合を最後にコンビを解消。昨日は「彼に有終の美を飾らせてあげたい」と話していたが、その言葉通り、この日3打差を巻き返しトータル11アンダーで優勝。今季2勝目、ツアー通算11勝目を挙げた。

 ウィニングパットを決めた申はグリーン上でロドリゲスさんと熱い抱擁を交わした申。2012年の米ツアー・キングスミル選手権で初コンビを組んだ時も優勝したが、最後も優勝。イ・チヒ(韓国)との熾烈なデッドヒートの中、「ミスをしたら負けると思った」と5バーディ・ノーボギーの“67”と完璧なラウンドで、キャディに最高の花道をプレゼントした。
 「私のことを信じてくれたキャディ。年齢も近く、勇気付けてくれたし、時には緊張をほぐしてくれた。日本に行くと決めた時も頼んだら私を信じてついてきてくれた」とロドリゲスさんに感謝の言葉を口にした申。「本当は行かせたくないけど」とコンビ解消は無念だが、彼は経営学の修士号を持つ才子。「専門のキャディではないし、仕方ないです」、母国フランスで新しいスタートを切る彼を快く送り出すつもりだ。なお、優勝をプレゼントされたロドリゲスさんは「彼女は最高のプレーヤーだよ」と喜びのコメントを寄せた。
 今季2勝目を挙げ賞金ランクは3位に。トップを走るイ・ボミ(韓国)との差を約2,500万円まで縮めた。今年は海外メジャーには参戦せず、国内ツアーの賞金女王を本気で狙いにいく。なお、来週は韓国の知り合いにキャディを頼み、オープンウィーク明けの7月からは日本人のキャディとコンビを組む予定だ。
 女王へ向け「まだ日本でメジャータイトルを獲っていないので、狙っていきたい。これからもディフェンディングとして迎える大会もあるので、それにも照準を合わせます」と今後の抱負を話した。
 今季はテレサ・ルー(台湾)や成田美寿々が平均ストローク60台を目標としているが、申は2006年に韓国でプロデビューした年にそれを達成した経験があるという。日本に腰を据えて2年目、本気で賞金女王を狙う申は今季どれだけ勝利数を積み上げるのか。狙った試合を確実にものにするという強さをみせた申、その底知れぬ強さは他のプレーヤーには脅威以外のなにものでもないだろう。
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