Doctors Me(ドクターズミー)- 関節のパキパキは、“軟骨を破壊させる衝撃波”の音だった!?

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指や手首、首、腰などの関節を癖でパキパキっと鳴らしている方はいませんか? 体に悪いと思いつつも瞬間的に爽快感を得られることから、なかなか止められないという人もいるのではないでしょうか。

今回は、この関節の音のヒミツに迫ります。

そもそも、あの音は一体、ナニ?

手指、足指、肘、膝、手、足、首など、私たちの体の中にはあらゆる部位に関節が存在しています。この関節は、関節包(かんせつほう)という袋のようなものに覆われていて、さらに骨と骨との隙間には、関節液という液体が存在しています。

これらの関節を急に曲げたり、引っ張ったりすると関節内が一時的に陰圧状態となり、その時に関節内を満たしている関節液が気化。それがはじけて消失するときに音が出ます。これが、関節周囲にある軟骨や骨、関節包、腱に響いて、バキバキッというような音になるのです。

「関節を鳴らすと太くなる」は本当!?

関節音を鳴らすのが癖になると関節が太くなる、というのは事実です。そのメカニズムは次の通り。

<関節音と関節の太さの関係>

関節音のポキッという気泡の音=衝撃波

関節内の軟骨や骨、靭帯を破壊し炎症を引き起こす

炎症が繰り返されると関節は太くなる

関節が太くなるってどういうこと?

関節が太くなるということは、骨が太くなる、ということではありません。関節を鳴らしたときに発生する衝撃波は、軟骨を最も損傷させます。こうやって傷ついた軟骨は、損傷したら修復を繰り返して、だんだんと肥厚していくのです。これが、関節が太くなるということ。

でもご安心を。たとえ関節が太くなったとしても、関節を鳴らす癖さえ改善できれば2週間程度で元の太さに自然と戻ります。

(監修:医師 佐藤 留美)