<全米オープン 2日目◇19日◇チェンバーズベイGC(7,526ヤード・パー70)>
 初日は“74”の4オーバーで98位タイと出遅れた石川遼。2日目も3バーディ・6ボギー・1ダブルボギーの“75”で巻き返すことができず、トータル9オーバーの107位タイで予選通過とはならなかった。

 モンスターコースに歯が立たなかった。今年開催コースとなったチェンバーズベイGCは、強烈なアンジュレーションに高低差、全面フェスキュー芝のリンクス、『全米オープン』としては異例の舞台だ。「バーディの後にミスしてって感じだった。難しいコースですし、ひとつのミスがボギーになる。そのボギーすらナイスボギーだったりする」と振り返った石川。難コースに飲み込まれ自分のゴルフができなかった。
 「いっぱいいっぱいなところはあったんで、これが現状だと思いますし、すごくはっきりとわかったというか、もう一回作り上げていかなきゃいけないなと思います。次にメジャー出るとき、全米オープンみたいに世界で一番難しいと言われているセッティングにくるときには、もっと違った状態で来なきゃいけないと思う」。
 「常にぐらついてた状態だった。綱渡りだった。コースに対する知識不足というよりは、自分のスイングに対する不信感があった」というショットが足を引っ張った。「このゴルフで全米オープンに」と意気込み大会に臨むも、その意気込みとは裏腹に初日こそ78%でフェアウェイを捕らえていたが、この日は50%に落ち込み、さらにパーオン率も44%と苦戦。2日でボギー12個叩いた。「構えたら、構えたときのボックスの中でやるべきことをやらなきゃいけない」ことができなかった。
 難コースに跳ね除けられた石川だが、ただ下向いてばかりではない。この難コースで自分のゴルフと向き合い、現状を冷静に分析。「ボクに必要なのは、やってきたことにたいする信念というか。それをもっている選手は変わらないというか。スイングを変えるということは、またゼロからのスタートということ。ボクにも積み重ねてきているものはあって、それをやっぱり続けて行こうというのがいま思っていること。これまでの3年間はスイングを変えてしまっていた。それはボクにとっては遠回りだったのかなと思います」と。
 「実は最終予選の前の日に戻そうと決めて、その日一日は自分に慣れ親しんだリズムでよかった」と取り組んでいたスイング改造を止め、原点に回帰しゴルフを再構築する構え。「今は練習したくてしょうがないという気持ち。いいものを学ばせてもらった。最終予選を通った意味があった。これからその意味をもっと大きくしていければいいなと」と気持ちを新たに今後に活かしたい。
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