Doctors Me(ドクターズミー)- ぶつけた覚えはないのに、痣(あざ)!? もしかして病気のサイン?

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痣(あざ)とはヒフの一部にできる色や形に異常が生じたものです。もっとも一般的な痣は、どこかにぶつけてしまったとき、いわゆる打撲や打ち身などの外傷によってできる青あざです。青あざの正体は内出血です。とはいえ「痣」の原因はさまざま。

痣には外傷によるものだけではなく、ヒフの病気が原因になっている場合もあります。病気が原因のアザにはどんなものがあるのか、医師に聞いてみました。

1:悪性黒色腫

悪性黒色腫は「メラノーマ」とも呼ばれる皮膚がんの一種です。
アザというよりは大きな“黒いほくろ”のようなものがヒフにできます。通常のほくろと違い、肥大化していて直径は1僂鯆兇┐襪海箸特徴です。また、周囲がギザギザしていたり、次第に大きくなるほくろも注意が必要です。

2:血小板減少性紫斑病

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)とも呼ばれます。
血中の血小板が減少する病気です。血小板の役割は血液を凝固させることです。この機能が低下することで、少しの刺激だけでも内出血や皮下出血が起こり、痣ができてしまいます。

少し当たっただけで青あざができる場合は、要注意です。

3:白血病

白血病とは主に白血球が異常に増殖し続ける病気で、別名「血液のがん」とも呼ばれています。

白血球が異常に増殖することで血小板は減少し、血液を固める機能が低下するので、内出血、皮下出血を起こしやすくなります。そのため、特にぶつけた覚えがなくても青あざができるようになることがあります。

4:太田母斑(おおたぼはん)

太田母斑とは、頬の部分を中心とした顔面に青色からやや褐色の小さな点が集まって班をつくっているものです。青色に灰色が混ざったような色の痣が、顔、特に目と鼻回りから頬にかけて広がります。眼の周囲にできるのがほとんどで、片側にできることが多いです。

女性が発症すること多く、出生直後から目立つ場合と、思春期ころに目立ってくる場合とがあります。治療にはレーザー療法が用いられます。

5:扁平母斑(へんぺいぼはん)

扁平母斑とは、茶色や茶褐色の痣のことです。ほくろのような盛り上がりはありません。カフェオレのような色をしていることから「カフェオレ斑」とも呼ばれています。生まれつきある場合、思春期ごろにできる場合、どちらも悪性化することはありません。

気になる場合は太田母斑同様、レーザー療法が主たる治療になります。

なお、茶色いあざは「レックリングハウゼン病」が原因でも現れることがあり、あざが6個以上ある場合には専門医の診断が必要です。

6:血管腫

血管腫は胎児や新生児に見られる、血管内皮細胞の異常増殖によって起こる良性腫瘍のことです。赤い痣になる他、イチゴ状血管腫、海綿状血管腫、単純性血管腫、サーモンパッチ、ウンナ母斑などがあります。

自然に消失するものもありますが、治療が必要な場合もあるので、異常があるときは医師と相談しましょう。

アザにも種類がいくつかある!

医師から6点の「病気によるアザ」を教えていただきました。
一言に「アザ」と言っても色や形状、大きさなど様々であることがわかります。ぶつけた以外の理由による痣が気になる場合は、早めに医師に相談するといいかもしれません。