昨年は約70年ぶりに“デング熱”の国内感染が確認されました。デング熱は蚊を媒介に感染する感染症です。蚊に刺されれば必ずデング熱に感染するというわけではありませんが、上手に蚊を避けて、少しでも感染リスクを減らしましょう。

“デング熱”を媒介するのは“ヤブ蚊”だった!

人の血を吸う蚊は、“アカイエカ”と“ヒトスジシマカ”が代表です。アカイエカは住宅に多い蚊で、寝ている時にブンブンとうるさいのがこのアカイエカです。一方、ヒトスジシマカは庭や公園の茂みに多いいわゆる“ヤブ蚊”です。デング熱を媒介するのはヤブ蚊の方。ヤブ蚊は主に昼間に活動するので、茂みなどヤブ蚊の多いところに近づく時は、刺されないように注意をしましょう。

自宅周りの蚊の対策は本格的な夏になる前から

気温が20℃を超えると蚊が増え始めます。本格的な夏を迎える前に、蚊を増やさない対策をしましょう。蚊は水に卵を産み付けます。自宅の周りに蚊を増やさないためには、余計な水たまりなどをなくすことが先決。庭やベランダで水が溜まっている所はないかチェックしましょう。植木鉢の受け皿なども、水が溜まってしまうポイントです。徹底的にチェックして、水分があったら拭き取ったり乾かしましょう。蚊が家の中に入ってこないように、網戸の点検も怠りなく。

アルコールを飲んだら蚊に注意!

できるだけ自分に蚊が近づいてこないように防御することも大切です。蚊はCO2や体温、汗などで人を感知します。CO2の排出が増えるのはアルコールを摂取した時。新陳代謝が活発で汗もかきやすくなるので、アルコールを飲むと蚊に刺されやすくなります。また、蚊は色を見分けるとも言われ、白っぽい色より黒っぽい色を好みます。

蚊に刺されないためにこんな対策を

蚊に刺されないためには、茂みなどの蚊が多い場所を避けるのが一番です。虫よけ成分が入った防虫スプレーも効果があるので、レジャーなどの時は忘れず使いましょう。露出している皮膚にまんべんなく塗り、汗をかいたら塗り直すのがポイントです。黒っぽい服装を避けるのも、蚊を避けるポイント。屋外のビアガーデンなども蚊に刺されやすいスポットですが、できるだけ白っぽい服装で出かけるようにしましょう。


writer:岩田かほり