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節約アドバイザーの丸山晴美氏が監修した書籍、『誰でもすぐできる年間100万円得する本』が7月2日に発売される。同書では、「我慢する」「節制する」といった従来の「節約」のイメージとは異なる「我慢しないでできる節約」のテクニックを具体的に紹介しているという。今回、「我慢しない節約」とは何か、丸山さんに聞いてみた。

○"使わないで節約"から"使いながらお得"へ

―今回なぜこのようなテーマで書籍を監修されたのでしょうか。

昨年4月に消費税増税があって、2017年4月にまた消費税が10%になります。増税による出費も増えるし、世の中的にもインフレ傾向で物価が上がっている。その中で、やっぱり「節約」は凄く大事なんですね。ただ、今までの節約は、我慢をしたり、節制をしたり、「お金を使わない」ということが主流だったんですけど、そうではなく、何かのツールを使いながらお得に節約することを提案できないかと考えたのです。お金を使わないだけが節約ではなく、お金を使いながら上手なお買い物やお得になる方法を選んでほしい、その時の選択肢をご紹介するのがこの本の趣旨です。

―「我慢しない節約」は、どのような方法で出来るんですか?

キーワードは「替え活」です。携帯電話を例にすると、格安スマホに「替え活」する。携帯を変えることで、基本的な機能は大きくは変わらないけれども、基本料金が大きく変わるというようなものですね。

―・・・"替え活"! 面白いですね。

他にも、いつものメーカー品をスーパーなどのプライベートブランド(PB)商品に変えることも「替え活」です。最近のトレンドとしては、コンビニコーヒー。以前はコーヒーショップのカップを持ち歩くサラリーマンが多かったのに、最近はコンビニカフェのカップを持ち歩く方が多い。それは、意識をしているか否かにかかわらず「替え活」をされているんですよね。1つ300円のコーヒーより100円飲めるコーヒーのほうがお得だし、味もそう変わらない、って思っていらっしゃるのかなと。

―それは、コーヒーショップには一切行かない!と心に決めたほうが良いということでしょうか?

こだわる部分はこだわっていいと思っているんですよ。なぜかというと、やっぱり全てを「替え活」してしまうと、その我慢がストレスになる。ストレスはなるべく溜めたくないので、お金の出しどころと抑えどころを間違えないことが、では「替え活」では、大切なのかなと思います。ちなみに、私は「塩」にはこだわりますが、「砂糖」にはあまりこだわりません(笑)。

―支出のメリハリのつけ方で、何か良い方法はありますか?

優先順位をつけてほしいですね。皆さん、やりたいことや欲しいものなどがいろいろと同時に起こると思うんです。その時に、やりたい事や欲しい物をいったん紙に全部リストアップして、その"欲望"(笑)を書き起こしたら、それらを順位付けします。はじめから順位をつけるのではなく、まずやりたいことを書いてから番号を振る。では、それはいくらかかるのか、いつまでにやりたいのか、という事を考える。そうして、優先順位の高いものからやっていくと、満足度が高い順から実現していけるので、無駄なお金を使わなくて済むんですよ! 

―なるほど〜! それはすごくいいですね!

「優先順位を決める」が第二のキーワードです。お金の使い道もちゃんと決まるので、無駄がない。あとは資金計画もしっかりできるので。とりあえずクレジットカード使っちゃえ!っとなって、後から請求書を見て真っ青・・・みたいなことにはならないんです(笑)

○使い方を「替える」ことが「節約」に

―節約初心者でも、明日からでも実践できるものがあれば教えてください。

よく使うのはチラシアプリの「チラシル」です。「チラシル」では、登録したスーパーのチラシをもとに、商品ごとの値段が比較できます。食材ごと、商品ごとに探すと、いちいちチラシを比較しなくても各店の値段がわかるんです。そうすると、例えば、お肉ならこの店、お野菜ならこの店など、上手に買い回りができます。それも、自分の登録したエリアのチラシの商品しか出てこないので、それが良いんです。私は必ず朝にチラシルを見て、買い物を考えます。これは、「目的を持って行けば、無駄遣いは減る」という考え方なんですね。ですので、「とりあえず行く」というのは、あまり良い買い物スタイルとは言えないですよね。

あと、「ショッピングセンターをレジャー代わりにしない」。例えば、休日に家族揃って大型ショッピングセンターに行ったりすると、目的を持った買い物ではなく、偶然性に頼った買い物となって、無駄な買いものになりがちなんです。それなら、毎日チラシルを使って節約できたお金を貯めて、年に一回海外に行くなどしたほうが生活は豊かになります。

―これも、「替え活」ですね・・・! 

そうです。大型のショッピングセンターに毎週のように行っている人は、年間30万円以上使っていることもあるかもしれません。だったら、そのお金を使って家族で海外旅行に行ったほうがいいのではないでしょうか。グアム、台湾など、アジア近辺ならお釣りがきちゃいます。旅行会社が繁忙期ではない通常期や閑散期に行けば、さらにお得になります。最近ですと、旅のアウトレットといった直前期の申込でも割安になるプランもあります。 そうやって生活にメリハリをつけていくと、生活のバランスが取れるのかなって思います。ですから、私は週末に大型ショッピングセンターに行かなくても、全然つらくないです(笑)。

○「節約」は、生活を下げるのではなく上げてくれるもの

―我慢するというよりも、何かに「替える」ということでしょうか。

要は「どっちに満足感があるか」だと思うんですよ。同じお金を使うなら私は満足のいくお金の使い方をしたいです。

―すばらしいですね! 節約をすれば、逆に豊かになるということでしょうか?

そうです。節約って生活のランクダウンと思われる方も多いと思うのですが、無駄を省いたお金で、やりたいことを優先順位の高いほうからやっていくと、実は生活ランクがアップしているんです! 皆さんにそこに気づいてほしくて。ずっと節約アドバイザーの活動を続けてきました。

―「節約」のイメージが変わりました。今すぐ私も実践したくなりました!

節約をネガティブでなく、ポジティブにとらえてほしい。「節約」と「ケチ」が違うというのは、私の活動の永遠のテーマなんです。ぜひ多くの方に、実践していただきたいです。

―本日はありがとうございました!

(百合野綾)