CBS MarketWatchによると、9日の米債券市場は、原油など国際商品市況の高騰やFRB(米連邦準備制度理事会)幹部の発言などでインフレ懸念が再燃し、下落した。長期金利の指標である10年国債の利回りは、昨年7月以来の高水準に上昇した。10年国債は28/32ポイント安の96に下落、価格と反対方向に動く利回りは、前日の4.39%から4.5%に大幅上昇した。30年国債は1-13/32ポイント安の108 20/32となり、利回りは4.71%から4.79%に上昇。

  5年国債の入札は好調だったことから、債券市場は持ち直す場面もあったが、原油相場が一時、1バレル=55.65ドルに急騰、過去最高を更新した上、FRB(米連邦準備制度理事会)のベージュブック(地区連銀経済報告)で、原材料価格の上昇を製品価格に転嫁することが困難なため、企業のコストアップ要因になるとして、インフレ懸念が台頭、債券は売られた。【了】