Doctors Me(ドクターズミー)- 便の異常は、子どもから発せられた不調のシグナル!

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まずは、成長過程で変化する便の状態を把握

赤ちゃんが生まれたその日からオムツ替えを毎日何回もしているお母さん・お父さんにとって、赤ちゃんの便の状態は健康のバロメーター。

生後1〜2日は胎便という真っ黒〜緑色の便が出て、新生児期は1日7回以上の黄色い水様性便ですが、腸が発達してくるにしたがって徐々に排便回数が減り、便の性状もだんだんと泥状になってきます。3カ月以降になると、赤ちゃんによっては排便が2〜3日に1回と、かなり間隔があき、中には4日以上も排便がなく便秘になってしまう子もいます。

人工乳に比べて母乳は消化がよいため、母乳で育っている子は便秘になりやすいといわれています。いっぽう便の色は、母乳の子は黄緑色、人工乳の子は黄色っぽくなることが多いようです。そして離乳食が始まると、繊維質や消化しにくい物も食べるようになるため、便は固形状になってきます。

このように便は、成長とともに徐々に硬くなるのですが、子ども(特に乳児)は腸の働きが未熟なため、軟便になりやすい傾向にあります。それでも元気で機嫌がよく、食欲があれば、基本的に、便が多少柔らかくても心配は要りません。ただし、次のような場合は、病気の可能性もあるので要注意。

病気の可能性がある、便の異常

1:便が白い
ロタウイルスや風邪のウイルスが腸に入ると、便が白っぽくなることがあります。また、便の色のもととなっている胆汁が腸へ分泌されなくなっても、便が白っぽくなることがあります。

2:便が赤い
消化管で出血がおこり、便に血液が混ざっている可能性があります。ただし離乳食が始まった子では、赤い食品を食べたあとに不消化で出てくることがあるので、食べたものを確認しましょう。

3:便が黒い
消化管で出血がおこり、便に血液が混じっている可能性があります。ただし、母乳が腸の中で乳酸となり、胆汁が酸化されると、便が黒っぽくなることもありますので、一時的であれば心配要りません。もし便がずっと黒く、赤ちゃんの機嫌も悪いようであれば注意しましょう。

4:嘔吐症状もある
感染性腸炎の疑いがあります。食欲がなくぐったりしている、機嫌も悪いなどがみられれば注意しましょう。

まとめ

子ども、特に赤ちゃんは、病気になってもなかなか「お腹が痛い」とか「気持ち悪い」などといった言葉を口に出して言ってくれません。毎日の便の色や性状を確認して、健康に気をつけてあげましょう。