盛りあげよう!東京パラリンピック2020(28)

 2020年東京パラリンピックで行なわれる22競技のうち、16競技を紹介してきた。最後はブラインドサッカー、卓球、トライアスロン、自転車、ボッチャ、テコンドーの6競技を紹介する。なかには、日本の活躍が期待される種目もあるので、是非、注目してほしい。

■ブラインドサッカー:全盲の選手が行なうサッカー競技。フィールドプレイヤーが4名、晴眼者のキーパー、相手のゴール裏でボールの位置や距離を選手に声で知らせるコーラー、合わせて6人で戦う。フィールドプレイヤーは条件を同じにするため、アイマスクを着用する。日本代表は、昨年11月に東京で開催された世界選手権で、過去最高位となる6位入賞を果している。/撮影:2014世界選手権

■卓球:障がいの程度、種類、運動機能によってクラス分けされ、個人戦では男子11クラス、女子9クラス、団体戦では男子6クラス、女子3クラスと細かく分かれている。基本的には健常者のルールと同じだが、ワンバウンドからのサーブが認められたりと、体の状態によって、多少ルールが変わる。/撮影:2014仁川アジアパラ競技大会

■トライアスロン:一般的なトライアスロンより距離が短いが、750メートルのスイム、20キロのタンデムやハンドサイクルなど自転車、5キロを走るラン、3種目の合計タイムを競う。特に、タイムに反映される、義足の装着などのトランジションの速さも重要だ。写真の古畑俊男選手は日本人としてトライアスロンの第一人者で、現在53歳。現役選手である。/撮影:2014ITU世界トライアスロン横浜大会

■自転車:四肢障がい、脳性麻痺、視覚障がい、下半身不随の4クラスに分けられ、それぞれ乗る自転車の形が異なる。四肢障がいは通常の自転車と見た目が変わらず、視覚障害の自転車は前に晴眼者のサポーターが乗り、後ろに選手が乗る。写真は鹿沼由理恵選手(後方)で、アジア大会で2冠を達成しており、今後さらに活躍が期待される選手。/撮影:2014仁川アジアパラ競技大会

■ボッチャ:ボッチャとは、ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺者または、四肢重度機能障がい者のために考えられた競技である。ジャック(目標球)と呼ばれる白いボールに向けて、赤と青のボールを6球ずつ投げるか転がすなどして、いかに近づけられるかを競う。ランプと呼ばれる滑り台のような補助器具を使用する選手もいる(写真)/撮影:2008北京パラリンピック

■テコンドー:2020年の東京パラリンピックで初採用されたテコンドーだが、実は日本での普及はまだまだ進んでいない。今後どれだけ競技人口が増えていくのか楽しみな競技のひとつだ。足で戦うという点では健常者のテコンドーと同じである。

 5回に渡って、東京パラリンピックで実施される22競技を紹介してきた。この中からひとつでも興味を持ったり、観戦に行くきっかけになれば幸いである。

スポルティーバ●文 text by Sportiva