(撮影:大内翔太/フォート・キシモト)

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ワールドカップ予選の初戦で引き分けて、ハリルホジッチ監督は針のむしろに座っている状態だと思います。試合後にブーイングが会場を包んだのは、いつ以来だったか思い出せないくらいです。

だけど、本当にハリルホジッチ監督だけのせいでしょうか。

確かにハリルホジッチ監督は采配ミスをしました。最初からセットプレーを生かしてゴールを狙えばよかったでしょうし、もっとサイドに選手を配置して、相手のゴール前から選手を引っ張り出せばよかったと思います。

意図的にラインを下げて相手にボールを持たせ、おびき出して相手守備ラインの裏にスペースを作るというのも有効だったでしょう。パススピードやワンツーなどの工夫が少なかったのも気になりました。

ですが、ハリルホジッチ監督はまだ就任して間もなく、しかも今まではホームでの親善試合しかこなしていないことを考えると、監督への情報提供はどうなっていたのだろうと思わざるを得ません。

シンガポールは決して新しいことをやったわけではなく、これまで日本が苦しんできたことを繰り返したに過ぎません。そのワナの中に日本が自ら飛び込んでいったに過ぎないのです。

すべてが監督任せになっていたのではないか。日本サッカー協会が、もっと監督とコミュニケーションを取っていれば、この事態は防げたのではないかと想像しています。

今日の試合を採点すると「30点」。でも、前向きに考えれば、これで2次予選が面白くなりました。次は見違えるくらい違う戦いをしてくれることを望みます。