積極攻撃参加で“ガス欠”…酒井宏「最後はクオリティーが落ちた」

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[6.16 W杯アジア2次予選 日本0-0シンガポール 埼玉]

 前半から積極的なオーバーラップを試みてチャンスを演出したDF酒井宏樹(ハノーファー)だが、攻撃参加した回数が多かった分、後半は徐々に疲労の色が濃くなり、ラスト10分間はパスミスを連発した。

「チーム全体として焦ったのもあったし、前半から上げていた分、最後になって落ちたというのがあった。そこでクオリティーが落ちたのが悔しい。最後の90分まで攻め続けたんですが、そこで結果を得られなかったのがすごく残念だった」

 ハリルジャパンの初陣となった3月27日のチュニジア戦(2-0)を皮切りに、6月11日のイラク戦(4-0)、そしてこの日のシンガポール戦と、ハリル体制4試合中3試合で先発出場。右SBのポジション争いで一歩リードしているだけに、W杯予選初戦でしっかり結果を出して足場を固めたいところだった。

 惜しかったのは前半24分に敵陣深くまでえぐって折り返したマイナスのクロスと、後半42分の低くて速いクロス。前半24分はMF香川真司のシュートが大きく枠を外れ、後半42分の場面ではPA内にFW3人が飛び込んだが、だれにも合わなかった。

「チャンスでしっかり勝負を決めていれば、その後はリスクを冒さず、前に行かずにコントロールして90分間を終わらせることができたゲーム。そういうところをコントロールできなかったことが悔しかった」

 W杯予選はザッケローニ監督時代にも経験している。「これからもっと苦しい戦いがある。内容云々ではなく、勝ち点を拾えるようなチームにしていかなければいけない。後ろはこのままゼロを続けていきたい」。臥薪嘗胆を胸に、次戦以降をにらんだ。

(取材・文 矢内由美子)


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