初夏になると庭の片隅やマンションの植え込みに白い花をつけるどくだみは「毒矯み(毒を抑える)」が語源となっている野草です。古くから民間療法で使われており、漢方では、十種類の薬の効能を持つことから「十薬」と呼ばれます。お肌を保湿する、便秘・生理不順の改善、高血圧、動脈硬化などを予防するなど、その効果が注目されているどくだみについてご紹介しましょう。

万能の野草どくだみの効能は?

どくだみにはカリウムが豊富です。神経細胞や筋肉組織を活性化する働きがあり、毛細血管を強化し、動脈硬化、高血圧、アトピーの予防・改善に効果があるといわれます。フラボノイドも多く含まれ、クエルシトリンには体の老廃物を取り除く効能があります。排便・排尿を促し、皮膚にある汗腺のコントロールを行うほか、血圧を下げる効果もあると報告されています。また、どくだみの独特の臭い成分は、デカノイルアセトアルデヒド・ラウリルアルデヒドといわれる成分です。強い抗菌作用を持ち、かびの除去や白アリ予防、食品の防腐剤として利用されます。臭いが強いため生のままでは飲用には向きませんが、乾燥させて煎じて飲むと、便秘、のぼせ、胃酸過多、抗血圧、動脈硬化、風邪などに効能があるとされます。

夏にオススメどくだみ風呂

煎じた液か、乾燥したどくだみの葉や茎を袋にいれてお風呂に浮かべる使いかたもあります。どくだみ風呂に浸かると血流がよくなり肌が保湿されますし、消炎作用やリラックス効果もあります。生理不順、更年期障害、冷え症、腰痛、アトピー性皮膚炎、にきびなどの人にもおすすめです。もちろん肌に合う人、合わない人がいるので、興味がある人はまずは市販されているものを使ってみて試してみると良いかもしれませんよ。


writer:松尾真佐代