Doctors Me(ドクターズミー)- “電磁波=発がん”は都市伝説?電子機器の影響とは

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スマホやパソコンの電磁波は、どの程度、体の毒?

携帯電話、無線LAN、電子レンジなど、電波(電磁波)を利用する機器は日常生活には欠かせない、必需品です。それゆえ、体に悪い影響はないのか?と不安に思う方もいるかもしれません。ここではそんな、電磁波に関する知識をまとめたいと思います。

じつは、無害だった!?

電磁波とは、空間を波のように振動して伝わる信号で、なんと1秒間で30万劼眇覆漾⊃尭芦鷽瑤多いものを高周波、少ないものを低周波といいます。また、波の高さ(振幅)が電磁波の強さを表しています。

電磁波は、エックス線などの放射線と違い、物質の原子をはぎとる電離作用を引き起こしません。そのため、基本的には人体に無害と考えていただいて大丈夫です。ただし、非常に強い高周波の電磁波を浴びると体温が上がる熱作用があります。この熱作用は、電子レンジの原理と同じです。

また、非常に強い低周波の電磁波を浴びると体内に電流が流れ、神経や筋肉に影響を及ぼすことがあります。弱い電波を長期間浴びることによる発がん性があるかどうかについては、動物実験などの研究が行われていますが、現在のところ有害性は確認されていません。

電磁波の強さは“電磁調理器>電子レンジ>スマホ”の順

それでは、私たちの身の回りに飛び交っている電磁波は、いったいどのくらいの強さなのでしょうか。よく使われるもので強い電磁波を出しているものは、電磁調理器、次に電子レンジ、そして携帯電話(スマートフォンも含む)です。ただし、電磁調理器や電子レンジは、使う時間は比較的短いですし、ぴったりくっついているわけではありませんので、影響はほとんど考えなくてよいでしょう。

携帯電話についても、通信が良好にできる状態(アンテナバーが最大)であれば、出ている電磁波の強さは、非常に弱くなっています。電磁波を出す機器は、使い方をしっかり守って使用している限り、ただちに健康に影響することはない安全なものと考えてよいでしょう。
また、携帯電話基地局や放送局などから発射される弱い電波を長期間浴びた時の人体への影響についても、現在のところ、熱作用による影響以外には分かっていません。