自ら調整したアイアンを使用した高山(撮影:ALBA)

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<シンハコーポレーション タイランドオープン 最終日◇14日◇サイアムカントリークラブ プランテーションC(7,295ヤード・パー72)>
クラブはプロゴルファーにとって何よりも大切な商売道具。自らの感性を生かすには、自分に合った道具が必要で、通常はメーカーの担当者がプロの要望を形にするが、高山忠洋は今週それを自らやってのけた。
 日本で使用していたクラブをそのまま、タイに持ってきた高山。しかし、こちらの「薄くて、ねっとりした芝」では、どうにも構えにくく日本から持参したサンドペーパーで自らバンスの調整をすることに。「メーカーもさすがにこちらに機械は持ってきてないので。キャディと1日3時間は作業した」、前夜祭もこの作業のため出ることができず、メーカーの担当者にサンドペーパーを現地でも調達してもらい、なんとかスタート前に完成させることができた。
 そのアイアンで「初日からショットは良かった。スコアは4日間で一番悪かったけど(笑)」と苦労のかいがあり、思うような球を打つことができた。初日はグリーン上で悩まされたが、それにも徐々に対応しトータル9アンダー21位タイでフィニッシュ。「苦労したから、もう少し結果は出したかったけど」と確かに満足のいく結果ではなかったが、表情には充実感が見て取れた。
 高山は「〜全英への道〜ミズノオープン」で3位タイに入り聖地セントアンドリュースで行われる全英オープンの出場権を獲得。現在、契約メーカーに聖地対策用のアイアンを制作してもらっている最中。「帰国したら工場へいくつもりです。職人さんが手をいかけて作ってくれているから時間がかかるみたい」、自作のアイアンでは結果はでなかった。聖地へは契約メーカーに万全の準備をしてもらい、臨む予定だ。

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