Doctors Me(ドクターズミー)- やっと寝た赤ちゃん…がモロー反射で起きてしまったら!?

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神経の正常反応“モロー反応”かも!

赤ちゃんの頭と背中を両手で持って抱きかかえ、頭を15cmほど挙げてから手のひらの上に落下させるようにすると、両腕を広げて指先までピンと突っ張り、前に向かって抱きつくような動作をします。これがモロー(Moro)反射です。

原始反射と呼ばれるもののひとつで、出生時〜3、4カ月までの期間に見られる反応で、病的なものではありません。これは、いわゆる脳幹(脳の司令塔ともいわれます)から出る反射です。赤ちゃんは神経の発達が未熟なため、この反射への抑制が効かず、その結果、モロー反射が起こるのです。神経の成長過程の一環と考えられるので、健診や診察のときなどに評価されたりします。モロー反射がみられなくなると首がすわってくるなど首の運動が発達してくることが多いです。

どうして、モロー反射が起こるの?

頻度や期間には個人差がありますが、赤ちゃんにとって大きな音やお風呂に入れたときなど、さまざまな刺激でモロー反射は起こります。ドアを閉める音や紙をめくる音など、大人にとっては日常の物音でも初めて聞く赤ちゃんには刺激が大きい場合もあるのです。

いっぽう、夜中に自分のモロー反射で起きて泣き出してしまうこともあります。また、抱いて寝かしつけた後にベッドに降ろすときに、頭を下げる状態になり、反射を誘発することもあるようです。

モロー反射による夜泣きの対策法

3〜4ヶ月の辛抱とはいえ、夜中に何度も泣かれてしまうのは、親御さんにとって精神的にも肉体的にも辛いことでしょう。モロー反射による夜泣きのメジャーな対策は、おくるみで腕ごと全身を優しく包み、横向きに寝かせるという方法です。この方法でモロー反射によるびくつきを起こしにくくすることができます。それでも起きて泣き出してしまったら、優しく抱きしめて安心させてあげましょう。