アルコールは健康と美容の大敵とされることが多いのですが、一方で“百薬の長”と言わるだけあって、健康効果もいっぱいです。もちろんアルコールの健康効果を活かすには、量を守ってほどほどに飲むことが大切。ここではアルコールの種類によって異なる健康効果をご紹介します。

意外?ビールにも女性に嬉しい美肌作用がある

ビールの麦芽にはビタミンB2が含まれています。ビタミンB2には皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあるので、美肌には必須の栄養素です。ビールにはカルシウム、ナトリウム、カリウム、リンなどのミネラルがバランス良く含まれているのも特徴。しかも他のアルコールと比べて含有量が高くなっています。飲み過ぎなければ意外にも積極的に摂りたい栄養素が摂れるのです。

動脈硬化を予防するポリフェノールなら赤ワイン

赤ワインはポリフェノール多いことが知られていますが、なんとその量は緑茶の4倍。しかもフラボノイドやアントシアニンなど10種類以上のポリフェノールがバランスよく含まれているのです。ポリフェノールには抗酸化作用があるので、もちろん美肌のためにもバッチリですが、悪玉コレステロールの働きを抑えて動脈硬化やガンを予防する働きもあります。

食中毒の予防には殺菌効果の高い白ワイン

白ワインに殺菌効果があるのをご存知ですか? これは白ワインに多い有機酸の働きによるもの。腸内のサルモネラ菌や大腸菌など殺菌して食中毒を防止する働きがあります。また、腸内環境を整えることにもつながるので、アンチエイジングにも効果的です。白ワインにはカリウムが多く含まれていることも特徴です。カリウムには体内の余分な塩分を排出する働きがあるので、適量なら高血圧の方にもおすすめです。

胃を守る働きがあるのはウイスキー

蒸留酒であるウイスキーは、醸造酒をさらに濃縮させて作ります。ウイスキーを熟成させている途中で、樽から溶け出すエラグ酸には胃の粘膜を保護する働きがあります。飲み過ぎで胃が心配という時は、少量のウイスキーをゆったりと味わうのがおすすめ。エラグ酸は、イチゴやブラックベリーなどにも含まれるポリフェノールの一種です。実はエラグ酸にはガンを抑制する効果があることも分かってきているのです。

いろいろな健康効果が期待できるアルコールですが、もちろん飲み過ぎは禁物。適量を守ってほどほどに楽しみましょう。


writer:岩田かほり