海外ドラマ『ダウントン・アビー』にハマった女子へ…“前田邸”で妄想トリップ
 どんな女子にも、お姫様願望はある。子供の頃のお絵かきモチーフはお姫様だったし、昔の少女漫画はお姫様だらけだ。フリルにはときめかなくても、レースには萌えたりする。いっぽうで、シルクの服よりコットン100%の方が気が楽だったりして、しっかりと庶民思考がこびりついていたりする。

 そんな女子が抱える、願望と現実をしっかりくみ取って、世界的大ヒットを起こしたのが『ダウントン・アビー』である。

『ダウントン・アビー』は、クローリー家を舞台にしたドラマで、タイタニック号の沈没事件からお話が始まりますの。あら、最近どっぷりハマっておりまして、少々言葉遣いが丁寧で失礼いたしますわね、うふふ。お城のお嬢様たち、そして使用人たちの両方を活き活きと取り上げていて、ヒットも納得ですわ。

 ドラマの舞台になったのは、イギリスのハイクレア城。ファンならぜひ足を運んでみたいと思うけれど、残念ながら週末にちょっと行ってくるわって距離じゃないのが残念ですわ。

 そこで今回は、日本で手軽に『ダウントン・アビー』気分を味わえる場所を、お嬢様になりきってご紹介いたしますわね。

◆旧前田邸を「クローリー家」になぞらえてトリップ

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=282234

 井の頭線の駒場東大前から歩いて10分のところにある、旧前田家本邸ですの。旧加賀藩主の前田家の邸宅だったこのお屋敷は、1929年に建てられたのですわ。

 クローリー家のお城とは大きさも洋式も違いますけれど、頭にフィルターかければ大丈夫。一般人には細かいことはわからないし、また充分広大なお屋敷ですもの。

 当主の前田利為公には3人のお嬢様がいらっしゃったそうで(屋敷には次男の部屋もあるけれど、あまりここにはお住まいではなかったのですって)、それもクローリー家と同じではないですか。妄想が膨らみます!

 長女のお部屋。三姉妹の中でもっとも広く日当たりがよいお部屋です。ああ、ここから例の××を客間に運んだのね!

 使用人たちの部屋へと続く廊下。数段降りた向こうは天井が低く廊下も細くて、いかにも裏方。ああ、ここにメアリーとクロウボロー公爵が覗きに来たのですわ!

 ベルは「女中溜」という部屋につながっていたのですって。女中溜は現在非公開のため、代わりに会議室をご紹介いたしますわ。

 ここでは男女の使用人が集まるお部屋だったのですって。ドラマで言うといつも使用人が無駄話しながらたまっているところかしら?

 ご家族が集まるのはこのお部屋だったとか。ああ、ここでメアリーとイーディスがイヤミを言い合っておりましたわね!

 お屋敷ご自慢の階段。ここから優雅にご夫人がお客様の前に現れたのだとか。コーラお母様のことですわ!

 サロンでは現在、お茶をいただけますのよ。小指を立てながらお茶をいただきつつ、『ダウントン・アビー』の世界へトリップするがよいですわ!

 旧前田家本邸は、水曜、木曜、金曜、土曜、日曜祝日の午前9時から午後4時30分まで公開しておりますの。

 特にお勧めですのが、木曜、金曜、土曜と祝日の午前11時と午後2時に行われているボランティアガイドですわ。当時の生活がありありと浮かび上がる詳細なご説明で、トリップにますます拍車がかかりますことよ。

『ダウントン・アビー』をまだご覧になっていらっしゃらない方、トリップ材料は『はいからさんが通る』でもよいと思いますわよ!

<TEXT,PHOTO/和久井香菜子>

●「旧前田家本邸」HP http://www.syougai.metro.tokyo.jp/sesaku/maedatei.html