3つのトピックから読み取る「信仰の変化」。スコットランド、アメリカ、アイルランド・・・

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2015年5月、スコットランド政府が「学校の科学の授業で天地創造論を教えるべきではない」と公式に発表し話題になった。天地創造論とは、神が万物を創造したという考え方だ。しかし、このニュースを見た時に、「そもそも今まで科学の授業で創造論が教えられていたの?」と不思議に思う人も多いのではないだろうか。日本では一般的にダーウィンの進化論が教えられており、宗教的な視点を持つことがあまりない。

しかし、世界的にみれば学校で創造論が教えられていることは珍しい話ではない。日本ではなかなか感じることが出来ないが、とても興味深い違いが海外にはある。

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アメリカでは
「天地創造説」が多数派?

知っている人も多いかもしれないが、アメリカでは創造論が科学や生物の授業の一環として教えられている。一部の州では、生物の授業で「進化論」と「創造論」のどちらを教えるのが正しいのかを巡って裁判が繰り返されたことも。今でも州によってその方針はまちまちで、教師の裁量に任されている部分もあるようだ。

ちなみに以前、「rrrather」という投票サイトで行われた「何が世界を創造したのか」という質問の結果には多くの注目が集まった。回答の選択肢には「神」と「ビッグバン」の2つが用意されていた。

日本はというと合計2,426票が集まり、その84%が「ビッグバン」と答えている。一方、アメリカでは452,055票が集まり、その58%が「神」と答える結果となった。クリスチャンの多いアメリカでは「天地創造論」は、決して珍しい考え方ではないのだ。

保守的なアイルランドでは
離婚が認められていなかった

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さらに、宗教が大きな役割を持っているのは学問だけではない。結婚や性別に対する意識についても同じようなことが言える。

2015年5月22日、アイルランドでは国民投票が行われ同性婚が憲法で認められた。同国は保守派のカトリック教会が大きな影響力を持っていることもあり、1993年まで同性愛は違法だった。さらに、1995年までは離婚さえも認められていなかったほどだから驚きだ。そんな保守的な国でこれまでの常識が覆るような法律や憲法が認められたことは、世界的に見ても大きな変化と言える。

近年海外の宗教観も大きく変わりつつある。クリスチャンの比率が高いスコットランドで、政府が創造論を科学で教えるべきでないと判断したように、特に若い世代に関しては、顕著のようだ。

Reference:IFLScience! , CNN , rrrather