堅調に推移している日本株。日経平均株価も2万円を超え、15年ぶりの高値水準となっているが、これからさらに「上がる株」はどこにあるのか。日本インタビュ新聞社代表取締役社長で経済評論家の犬丸正寛氏が注目するのは、双日(東証1部・2768)だ。犬丸氏が解説する。

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 昨年から今年にかけて、総合商社株の株価は低迷した。原油をはじめとする資源価格の下落により、在庫の評価損の計上を余儀なくされたからだ。しかし、その後は、業績に大きな影響がなかった銘柄から出直り基調となっている。

 その代表格が双日だ。2015年3月期は営業利益が前期比41.6%増、純利益17.4%増で着地。来期もそれぞれ20%程度の増益が予想されている。資源価格下落は好調な業績に水を差すことはなかった模様だ。

 ホンダが製造する初の国産小型ジェット機が話題だが、小型ジェット機の市場は急速に拡大している。双日は、ボーイング社の日本総代理店の強みを活かし、航空機分野では他社の追随を許さない。今後、同市場の拡大が大きな追い風となるだろう。

 株価は一時期の低迷もあり、まだまだ割安な水準。そのため、配当利回りは東証1部上場全銘柄の平均を大きく上回っている。NISA(少額投資非課税制度)口座で保有する手もあるだろう。

※マネーポスト2015年夏号