新フォーマットで戦うW杯アジア予選…本田が描く理想の突破方法とは?

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 16日のシンガポール戦を皮切りに、日本のロシアW杯アジア2次予選がスタートする。

 今回の2次予選は、40チームを5か国ずつ8グループに分け、ホーム&アウェー方式の総当たり戦を行い、各組1位8チームと各組2位のうち成績上位4チームの計12チームが最終予選に相当する3次予選に進むというものだ(12チームには19年のアジア杯本大会出場権も与えられる)。

 これは、4チームないし5チームのグループで上位2チームに入ればよかった南アフリカW杯やブラジルW杯のアジア予選とは異なったフォーマットだ。

 日本が入っているグループの顔触れを見ると、実質的なライバルはシリアのみと考えられ、それ以外はシンガポールを含めて実力差の大きいチームとの対戦が続く。しかしながら万が一、グループ2位になってしまえば、直接対戦することのない他グループの成績との比較という見た目以上に緊張感の高い大会方式となっている。

 

 日本は2次予選をどのように戦っていけば良いか。FW本田圭佑(ミラン)は「まず基本的には全部勝たないといけない」と前置きしたうえで、「でも」と言葉を継いだ。

「今は監督が体現しようとしている、勝利への意識付けというところを徹底することが最優先だと思う。それに伴う、縦を意識するようなサッカーをオートマティックにできるようになるのが当面の目標。監督が一生懸命に言っていることを体現することで、いつの間にか2次予選を突破できているというようなことが理想」

 つまり、2次予選のレベルであれば、勝ち点3や得失点差という現実部分だけを求めるのではなく、より強い相手と対峙するときを見越しながら戦っていくべきという考えだ。

 本田にとってW杯予選は南ア大会、ブラジル大会に続いて3度目になる。「ホームから初戦が始まるということで、そこでどれだけ良いスタートを切れるか。1点でも多く(点を)取るということがセオリーになっていくと思う」。まずはシンガポール戦で幸先の良いスタートを切ることに気持ちを向けた。

(取材・文 矢内由美子)


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