セレブの顔に「黄金比」を応用した結果

写真拡大

いわゆる「黄金比」について、さまざまな記者や数学者たちが疑義を呈している。ロシアのウェブデザイナー、イゴール・コチマラはハリウッドセレブたちの顔写真を使い、完全なる美の法則の不完全さを証明した。

SLIDE SHOW FULL SCREEN FULL SCREEN FULL SCREEN FULL SCREEN 「セレブの顔に「黄金比」を応用した結果」の写真・リンク付きの記事はこちら
fibonacci-celebrities-designboom-02

2/4

fibonacci-celebrities-designboom-04

3/4

fibonacci-celebrities-designboom-05

4/4

Prev Next PAUSE EXIT FULL SCREEN fibonacci-celebrities-designboom-01

fibonacci-celebrities-designboom-02

fibonacci-celebrities-designboom-04

fibonacci-celebrities-designboom-05

これらセレブリティの写真は「整形手術の犠牲者の図」、ではない。むしろ台無しにした犯人は「黄金比」、デザイン、アートから自然の造形において重要な鍵になると信じられている幾何学的な配列だ。

そもそも黄金比とは、2,000年以上もの昔に、紀元前3世紀ごろに活躍した数学者、ユークリッドが定義したとされている(諸説あり)。

「1:1.618」というこの比率は、芸術分野においてはレオナルド・ダ・ヴィンチが「モナ・リザ」を描く際に用い、サルバドール・ダリは彼の「最後の晩餐」に応用しているといわれている。建築においては、ル・コルビュジエが自身の作品、例えばニューヨークの国際連合本部ビルをデザインする際に、最近では、アップルのロゴが黄金比のつくる分割に従っているともっぱらの噂だ。

その比率が応用された構造は誰の目から見ても美しく、人間の顔にも応用できると言う人もいるほどだが、モスクワ在住のウェブデザイナー、イゴール・コチマラは彼の“黄金の腕前”でハリウッドのスターの修正を行い、その意見が誤りである事を表現した。

彼はその作品において、黄金比のもたらす法則を余すところなく用いたが、結果として、すべての白人男性がたるんだマグカップのような様相となった。現れたのは魅力的な顔つきではなく、異様で、宇宙人のような顔立ちばかりだ。

コチマラのプロジェクトは、黄金比にとってまれにみる敗北だ。既存の芸術作品に黄金比を遡及的に当てはめ、デザインがユーザーの共感を呼ぶ手段として数学に頼ることの愚かさを示すものといえるだろう。

「美しさや優れたデザインに、確実な数式は無い」。このプロジェクトから得られる教訓があるとすれば、つまり、そういうことだ。

TAG

ArtDesignGalleryGolden RuleWIRED US