「今年もオリンピックだと思ってやろうと思う」内村航平

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日本のスポーツ選手たちの活躍が期待される2020年東京オリンピック開催まで、あと5年となった。JOC(日本オリンピック委員会)は、優れた成果を挙げたスポーツ選手に対しその栄誉を讃える式典『平成26年度JOCスポーツ賞表彰式』を行い、内村航平、伊調馨ら偉業を成し遂げている選手たちが受賞した。

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12日、都内にて『平成26年度JOCスポーツ賞表彰式』が行われ、最優秀賞1名、優秀賞4名、新人賞4名、特別功労賞3名、特別栄誉賞1名他が各スポーツ界で最も活躍された選手、関係者に贈られた。

最優秀賞に選ばれた体操選手の内村航平は、第45回世界体操競技選手権大会にて男子個人総合1位という前代未到の5連覇を達成、世界選手権における通算16個のメダルを獲得し日本選手歴代1位を誇る。内村選手は今回の受賞を「他の競技にもすごい選手がたくさんいるので、まだまだ自分の記録には満足できない。自分が最優秀でいいのかなって思っちゃう」と語ると、司会者から「それ、全然いいでしょ」とすかさずツッコミが入る。「レスリングの方たちがとてつもない記録を残しているので、5連覇と言われてもショボイのかなと思う」と王者ならではの余裕の笑みを見せる。また「団体の金が一番欲しい」と言い、日本代表チームはまだ決まっていないものの団体での金を狙う意気込みを示した。

レスリングからは内村選手も一目置く伊調馨選手が登壇した。アテネ、北京、ロンドンオリンピックでの女子63kg級金メダリスト、世界選手権172連勝、吉田沙保里選手とともに女子レスリングで「不敗神話」を築いている。翌日に31歳の誕生日迎える伊調選手だが、試合を控えているため誕生日のお祝いは盛大には行わないそうだ。司会者から「(世界大会)12連覇覚えてますか?」と問われると、一瞬考えた素振りを見せたがすぐに「覚えています」と笑顔で答えた。リオでの4連覇については「うっすら」と答え、連覇よりも「賞に恥じないよう、中身にこだわりたい」と力強く語った。

内村選手、伊調選手ともに「まだまだやりたいことがある」とまっすぐに前を見つめて語ったその姿には、既に次の大会に向けての意欲が感じられた。王者であっても決して満足しない、努力を続けるからこそ偉業を達成できるのであろう。進化し続ける選手たちへの期待は膨らむばかりである。

受賞者は以下の通り。
◆最優秀賞:体操/体操競技 内村航平
◆優秀賞:バドミントン トマス杯男子日本代表チーム、水泳 萩野公介、レスリング 吉田沙保里、スケート/スピードスケート 女子チームパシュート
◆新人賞:サッカー U-17女子日本代表チーム、スキー/スノーボード 鬼塚雅、柔道 近藤亜美、バドミントン 山口茜
◆特別功労賞:テニス 錦織圭、スキー/フリースタイル 小野塚彩那、スケート/スピードスケート 小平奈緒
◆特別栄誉賞:レスリング 伊調馨
◆女性スポーツ賞:テニス 日本女子テニス連盟
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)