ポジション争い歓迎の酒井宏「日本のレベルアップのために不可欠」

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 前日のイラク戦では先発フル出場を果たし、4-0の完封勝利に貢献した。DF酒井宏樹(ハノーファー)は「コンディションや時差もあったので、判断しづらい対戦相手だったと思う」とイラク戦一試合で自分たちの実力は図れないとしながらも、「ただ、勝ったこと、結果を残せたことが全てです」と勝利を前向きに捉えていた。

 1日の合宿初日からハードなフィジカルトレーニングを続けてきたこともあり、「終わった後の疲労感がすごかったですが、昨日はすごく走れた感じがありました」と充実の表情。そして、「今日はチームから細かいデータが配られると思うので、チェックしたい」とイラク戦のパフォーマンスを今後の成長につなげていこうとしている。

 イラク戦では先発の座をつかんだものの、酒井宏に慢心はまったくない。「今回はアツくん(DF内田篤人)がケガで外れているから試合に出られている感じ」と苦笑しつつも、DF長友佑都、DF太田宏介、DF酒井高徳らを含めたポジション争いを歓迎している。「日本がレベルアップするには各ポジションの競争は必要不可欠。僕はまだまだ。本当に一歩一歩頑張っていきたい」と静かに燃えている。

 この日、ハノーファーでもチームメイトのMF清武弘嗣が負傷により離脱することが発表された。「僕たちは(ハノーファーで)残留争いをしていたので、ストレスがあったのかも知れません」と盟友を思いやると、「キヨくん自身も勇気のいる決断だったと思います。すごく必要な選手なので早く戻ってきてほしいし、早く治ることを祈っています」と早期復帰を願った。

(取材・文 折戸岳彦)


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