プロジェクトの展望を語る、明治・荒森幾雄氏(常務執行役員)

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明治は2015年6月12日、東京都内のホテルで「明治ミルクプロテインプロジェクト」の発足発表会を行った。

乳にふくまれる「ミルクプロテイン」は、タンパク源としての栄養的価値に加え、身体機能維持にかかわる価値も注目されている。プロジェクトでは、それらの普及・啓蒙を通して、日本人の「健康への期待」や「生活の充実」への貢献を目指し、研究と商品開発、情報発信の三位一体で展開する。

プロジェクト発の商品は続々登場

厚生労働省の調査によると、日本人の1人1日あたりのタンパク質摂取量は、この20年で大幅に減少。現在は1950年代と同水準にまで戻っているが、タンパク質が不足すると「やせすぎ」や「体力低下」などの健康リスクが高まってしまう。そこで明治は、必須アミノ酸のバランスが良く、筋合成を促進させるミルクプロテインを積極的に摂取し、「人生のポテンシャルを最大化」させようというプロジェクトを始動した。

ミルクプロテインを活用するため、明治はさまざまな取り組みを行っている。たとえば、独自技術による「速攻吸収製法」。一般的に乳製品は胃液内で凝固するため、ゆっくりと吸収される。同製法で作ったミルクプロテインは、胃液内でも凝固しないため、一般的な乳製品と比較して速やかに体内へ吸収されるという。明治は独自研究に加え、地域との共同研究も実施。発表会では藤沢市体育協会(神奈川県)や、豊田市足助(あすけ)病院(愛知県)と行った研究結果も報告した。

発表会終了後には、東京農業大学の清水誠教授(応用生物科学部)と、立命館大学の藤田聡教授(スポーツ健康科学部)によるマスコミセミナーを開催。清水教授は、タンパク質摂取の重要性を説き、ミルクプロテインが「素材として我々が摂取しやすく、産業が利用しやすい」素材だと指摘。藤田教授は、筋肉や筋力低下のリスクを説明しつつ、ミルクプロテインについて「筋肉を効果的に増加し、筋力を維持するために、理想的なタンパク質源」であると語った。

明治はプロジェクト始動にあわせて、ロゴマークを制定。7月7日発売の本プロジェクト発の商品として「速攻吸収製法」を取り入れた、「ザバスミルク グレープフルーツ風味」(希望小売価格150円、税抜)を皮切りに、ミルクプロテインを含む商品パッケージへ、ロゴマークを配置する予定だ。