CBS MarketWatchによると、8日の米株式市場は、原油価格の上昇で軟調な地合が続くなか、テキサス・インスツルメンツ(TI)が業績見通しを下方修正したことが嫌気され、ハイテクセクターを中心に幅広い銘柄に売り物が出た。また、マクドナルドの2月の既存店売り上げが予想を下回ったことを受けて、ダウ平均株価指数は続落、ナスダック総合株価指数は小反落した。ダウ平均株価指数は前日比24.24ドル(0.2%)安の1万0912.62となった。また、ハイテク株のウエートが高いナスダック総合株価指数は同16.66ポイント(0.8%)安の2073.55、S&P500株価指数は5.88ポイント(0.5%)安の1219.43だった。

  16日に予定されているOPEC(石油輸出国機構)総会で原油生産枠が据え置かれるという見通しをサウジ石油相が示したという報道を受け、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油先物相場で、米国標準油種であるWTI(ウエスト.テキサス・インターメディエート)の4月渡しは、前日比1.3%高の1バレル=54.59ドルとなった。ライアン・ベックのチーフ投資オフィサー、ジョー・バッティパリア氏は、「企業業績に関する懸念やエネルギー価格の高騰、最近の株価上昇といった要因があいまって相場を押し下げている」という見方を示した。

  個別銘柄の値動きでは、2月の既存店売上高が1.6%増にとどまったマクドナルドが前日比2.1%安、第1四半期(1−3月期)の一株利益予想レンジを前回予想の22−26セントから22−24セントに引き下げたTIが同1.2%安で引けた。 【了】