YouTubeより

毎月刊行されるファッション誌に代表されるように、女性のファッションは常に目まぐるしく変わっている。そんな女性のトレンドファッションが時代ごとにどう変化していったのか2分半でわかる動画が話題だ。

1915年〜2015年までのトレンドファッション

それは1915年〜2015年まで10年ごとに、トレンドとされてきた女性のファッションを1人のモデルが表現した動画。

20世紀初期は従来女性を縛っていたコルセットを解放したココ・シャネルの影響が強く出たファッションであることがわかる。1915年はシャネルが「働く女性のためのモード」として提案し、話題となった動きやすいジャージー素材を使用したドレスを着用。

また1925年は赤い口紅、ボブ・カット、袖なしドレスといった「フラッパールック」と言われる、1920年代に登場した従来の価値観にとらわれない自由奔放な若い女性たちのスタイルを表現しているのがモデルのおてんばな雰囲気からもわかるだろう。

日本も世界のトレンドとやはり呼応している

1985年は、80年代に世界的に流行したバンドや映画などのカルチャーシーンに流れていた空気感そのままに、盛った髪の毛に濃いメイク、図々しそうな態度とド派手なドレスでかなりバブルを感じさせるスタイル。日本であればこれがボディコンだとなんとなくしっくりくるだろう。

そして2015年はシンプルなホワイトシャツの上にライダースジャケットを羽織り、ダメージジーンズに小さな肩掛けバッグというボーイズミックススタイル。動画では靴がグラディエーターサンダルですが、日本であれば、最近流行のスニーカーがここに合わさると、「2015年っぽい!」と実感する人も多いのではないだろうか。

動画を見たユーザーからの反応は

この動画は6月11日18時現在で230万回再生を超えており、動画を見たユーザーからは

・10通りですべて違う人に見える!
・20世紀前半も全然古臭くなくて素敵
・2005年のファッションは、モデルの表情も含めてなんとなく「セックス・アンド・ザ・シティ」の世界観を感じる
・2025年は2015年よりも、さらにもっとシンプルで無機質なファッションになると予想

と、様々なコメントが寄せられている。

いかに流行やトレンドが急速に変化していくものか

この動画を観れば、いかに流行やトレンドといったものがほんのちょっとの間で変わっていくものかがよくわかる。さらにこのモデルが服や髪型、メイクやアクセサリーだけでなく、表情や仕草までも時代ごとに変え、当時の女性たちを演じ分けていることからも、その時代ごとに流れている空気がいかに女性の性格や行動規範にまで影響しているかを伺い知ることができるだろう。

参考記事:Stylist

(石狩ジュンコ)