Doctors Me(ドクターズミー)- 子どもにとってデリケートな部位、おへその病気について

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そもそも、おへその役割ってな〜に?

お腹の中にいるとき、お母さんの胎盤から赤ちゃんのおへそは”へその緒”でつながっており、この中に通っている血管から栄養分や酸素をもらっています。まさに、へその緒は赤ちゃんにとっての命綱なんですね。

おへその異常には、どのようなものがある?

へその緒は、生まれたばかりの赤ちゃんにはまだついていますが、だいたい1〜2週間くらいでぽろりと自然に取れます。産院で新米ママは、赤ちゃんのおへその消毒方法を教えてもらうと思いますが、これはおへそが赤ちゃんの体の中とつながっている大事な場所だからなのです。おへそが不衛生だと、それが引き金となり病気になってしまうおそれがあります。

たとえば、細菌の感染が起こると、おへそが赤くじくじくとしたり、出血したりしてしまいます。これが臍炎(さいえん)です。治療には、抗生剤の内服薬や軟膏が使われます。

また、へその緒が取れた後は自然にヒフで覆われるのですが、このときにヒフが必要以上に盛り上がり、感染が起こることがあります。これが臍肉芽(さいにくげ)です。感染を繰り返す場合には、硝酸銀で臍肉芽を焼ききる処置が行われます。

おへその異常が体内にまで及ぶと危険!

臍炎や臍肉芽は、体の表面の病気なのでそれほど心配は要りません。

しかし冒頭でお伝えしたように、おへそはもともと体内とつながっていた場所なので、まれに感染が体の中まで広がってしまうこともあり、この場合は注意が必要。

おへそは、胎児のときには腸管や尿膜管(膀胱や尿管のもと)ともつながっており、生まれてからも臍腸管、臍尿膜管として残っていることや、おへその奥が嚢胞(のうほう)という袋状になっていることもごくまれにあります。

これらの場合には、いったん体の外から細菌が入り込んで感染が起こってしまうとなかなか治りにくく、いつまでもおへそが赤くじゅくじゅくとして、膿が出てくることも……。抗生剤が効かない場合には、外科的な治療が行われます。

まとめ

感染を防ぐために、もしお子さんがおへそを手でいじっているようであれば、やめさせるようにしましょう。また、お風呂のときなどに、お子さんのおへそが赤くなっていないか、見てあげるようにすると良いですね。