谷口がボランチで代表デビュー…「緊張したが、ヘディングで負けなくて良かった」

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文=青山知雄

 11日に行われたキリンチャレンジカップ2015で4−0とイラクに快勝した日本代表。川崎フロンターレから日本代表に初招集された谷口彰悟は、76分に長谷部誠(フランクフルト)との交代で記念すべき代表デビューを飾った。

「緊張しましたけど、自分にできることをやろうと思って試合に入りました」と自らの日本代表デビュー戦を語るプロ2年目の23歳は、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督から「ヘディングでは絶対に負けるな」という指示を受けてピッチへ。リードを広げた時間帯に投入されたが、指揮官の要求どおり空中戦で「負けなくて良かった」と振り返ったように及第点の出来を見せた。

 筑波大から川崎に加入した谷口は、大学時代の恩師でもある風間八宏監督の下で高い戦術眼と正確な技術を武器にボランチやセンターバックとして活躍。5月の日本代表候補合宿に招集され、この2連戦で初めて日本代表入り。そしてこの日を迎えた。

 6月1日の代表メンバー発表会見では指揮官から「彼はボールを奪う選手、パワーもある。日本代表には少しパワーが足りないので彼が必要。チームに何かをもたらしてくれると思うし、フィジカルもテクニックもかなりある。我々と一緒に向上してほしいし、チャンスをものにしてほしい」と期待を寄せられていたが、まずはその期待に応えた形だ。

 5月末に結婚を発表した内田篤人(シャルケ)に代わる“ポスト・ウッチー”との呼び声高いイケメンとして名を知られるが、もちろん選手としても一級品。デビュー戦のプレーを振り返って、「ボールをさばいてはいましたけど、横パスが多かったかな、慎重になりすぎたかなとは終わってみて感じています。消化不良は間違いなくあります」と冷静に分析を見せた。

 とはいえ、これが初めての代表キャップ。「とりあえず代表戦の雰囲気を経験できたので、16日にチャンスをもらえるかは分からないですけど、良い準備をして、もっともっと貪欲にやっていけたら」と続け、「試合に出たのは良かった。緊張や気負いが出たことでスッキリした」と前を向いた。