先制点の本田が柴崎に大きな期待…「引退するまでに20アシストを」‏

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文=青山知雄

 11日に行われたキリンチャレンジカップ2015で4−0とイラクに快勝した日本代表。ゴールラッシュの口火を切ったのは、本田圭佑(ミラン)の左足だった。

 5分、柴崎岳(鹿島アントラーズ)の縦パスにオフサイドギリギリで抜け出した本田が相手DFと並走しながらドリブルで独走。そのまま約30メートルを持ち上がり、左足で冷静にゴール右隅へ流し込んだ。

 得点は試合前から狙っていた形だった。

「岳からタイミング良くボールが出てきて、何とか決めることができて良かった。こういう形を増やしていることで、アタッカーとして着実に階段を上っている実感がある。(ライン裏への意識やフリーになる動きを繰り返していたが)スピードがそこまでない選手はそういうところで生きていくしかない。あとは回数とかしつこさとか、背後を取ったりとか。相手から見える位置にいるだけじゃついてこられる」

 この日は柴崎からの縦パスがチームの大きな武器となった。本田も「岳には高い要求をしています」と話し、「冗談半分で」と前置きしながら「オレが代表を引退するまでに20アシストをしろ」とイラク戦で日本代表初スタメンを飾った若きボランチに求めたという。

 それもこれも柴崎に高い評価をしているからこそ。「まだ若いけど、経験の部分は時間が解決するものだから。度胸というか振る舞いみたいなものは、あの若さで堂々と代表でプレーしているところを見れば、皆さんの期待に応えられる選手になるんじゃないかと思いますね」と柴崎の大きな将来性にも言及した。

 5日後に控えるシンガポール戦に向けて、「勢いが大事だと思うので、いいスタートが切れるように勝ち点3を取りたいと思います」と語った本田。埼玉スタジアムで行われるロシア・ワールドカップ アジア2次予選の初戦に、最高の形で弾みをつけた。