Doctors Me(ドクターズミー)- すでに30歳オーバー…。高齢出産ってホントにリスキーなの?

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■ そもそも、妊娠は何歳まで可能?

現代では、初産年齢の平均は30.3歳(2012年)と以前より高くなっています。それに伴い“高齢出産”という言葉も耳にするようになりました。高齢出産とは、初産が35歳以上の場合をいい、今は5人に1人が高齢出産ともいわれています。実際に、妊娠は何歳まで可能なのかというと、人の体は少しずつ変化する他、個人差がとても大きいので、一概に線引きはできません。

ただ、専門医の間では閉経の10年前までは出産可能という見解があり、それによれば30代半ば〜40代までが限界となりますが、37〜38歳頃から妊娠しにくくなるという印象をもつ先生も多いようです。

しかし、たとえ高齢であっても排卵日2日前の妊娠しやすい日に性交渉をした場合、35〜39歳でも3割程度は妊娠するというデータもあります。

■ 高齢になると妊娠しにくくなるのはなぜ?

まず考えられるのが、体と同じように卵子も高齢化すること。体外受精の成功率(卵子の受精能力を反映します)は、33歳ごろから低下するといわれていますが、33歳になったと同時に妊娠しにくくなるというわけではなく、ゆるやかに変化していきます。

次に、加齢により、女性ホルモンが減少していくことや、子宮、卵巣への血行が悪くなることも妊娠しにくくなる要因の1つです。

■ 高齢で妊娠した場合のリスクは?

高齢の場合は流産率が高くなります。
妊娠時の合併症(高血圧や糖尿病)のリスク上昇、帝王切開の増加からも母子への負担が増えるといえるでしょう。また、「ダウン症候群」の出生率も20歳代は0.1%ですが、35歳以降は0.3%、40歳からは1%と上昇することを知っておかなければなりません。

しかし、現代の周産期の管理は一昔前に比べるととても整っていますので、一度安定すれば順調にお産できることがほとんどです。
高齢だからと、あまり不安になりすぎず、しかし後悔しないよう、正しい知識を身につけ、家族と妊娠について計画をしてみてください。