Doctors Me(ドクターズミー)- ウコンを飲むと二日酔いにならない、はウソ?

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その1 二日酔いのメカニズムとは

体内に入ったアルコールは、肝臓に運ばれて分解されます。
一般的に体重が60キロの人の場合、瓶ビール1本のアルコールを分解するのに3時間程度かかるといわれています。単純計算でビール3本を深夜0時まで飲んでいれば、翌朝9時まで体内にアルコールが残っていることになります。
そのため、分解しきれないアルコールが身体に残った状態でおこる症状を、二日酔いといいます。

また、肝臓には、食べ物から吸収された糖をエネルギーに変換する働きがあるため、お酒の飲みすぎで、肝臓が疲れていると、身体にエネルギーを送り出すことが遅くなり、ダルさとなってあらわれるとも言われています。

その2 「ウコン」を飲むと二日酔いにならないってホント?

ウコンについてですが、ウコンに含まれる「クルクミン」という物質が
・肝臓保護作用
・抗炎症作用
・抗がん作用
などを持つのではないかといわれています。

ウコンを摂取すると、血液中のアルコール濃度、アセトアルデヒド濃度が下がったという調査結果はあるようですが、小規模の試験の報告だと思われるので、残念ながら医学的根拠というほど確実なものではないかと思います。

その3 二日酔いの予防と対策

適量を超えてアルコールを摂取しないことが二日酔いを防ぐ一番の方法です。
しかし、適量は人によって異なります。人種あるいは個人の遺伝的体質によりその代謝能力に差があります。

東洋系の民族のほぼ半数はアセトアルデヒドの働きが弱いか、 全く働かないタイプです。酒に弱く二日酔いになりやすい方が多いですね。 欧州民族は酒に強く二日酔いにもなりにくい体質の方が多いと言われています。

量も大切ですが、飲む時間帯も重要です。瓶ビール1本を分解するのに3時間程度かかるわけですから、仮に朝7時に起きる人であれば、瓶ビール3本の分解に約9時間必要です。深夜まで飲むと、目覚めたときにもアルコールが身体に残っている、という可能性は高くなります。ついつい遅くまで・・・とならないよう気をつけましょう。